柴咲コウが主演を務める「35歳の少女」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第3話が10月24日(土)に放送された。
事故で25年間眠り続けていた娘・望美(柴咲)を病床の横でずっと支えてきた母・多恵(鈴木保奈美)が、望美からハグをされたラストシーンが「お母さんずっと頑張ってきた」、「寝ていた時間を望美と取り戻していけるといいね」などと視聴者の話題になっている。(以下、ネタばれが含まれます)
ドラマ「35歳の少女」の制作チームは、「家政婦のミタ」(2011年、日本テレビ系)、「同期のサクラ」(2019年、日本テレビ系)の同じスタッフが集結し、脚本家・遊川和彦が「〇〇妻」(2015年、日本テレビ系)以来、5年ぶりに柴咲コウとタッグを組んでいる。
グレイヘアが印象的な母・多恵を演じる鈴木保奈美は、つい先日まで出演していた「SUITS2」(10月19日放送終了、フジ系)の弁護士事務所代表・幸村チカ役と同一人物とは思えぬほどのビジュアルで視聴者を驚かせている。
多恵がここまで、疲れ切り怖い表情しか浮かべないのには理由がある。25年眠り続ける娘が目覚めるのを一人信じて、寂しさや虚しさと戦ってきたからだ。娘の事故を悲しみ、覚醒する日を願っていただけなのに、その必死さが元夫・進次(田中哲司)を追い込み、次女・愛美(橋本愛)もあきれて家を出て行った。
“私が何をしたというのか”という思いがあるのだろう。多恵は孤独だった。
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