ABC・テレビ朝日系の人気ドラマ「必殺仕事人」が、約1年ぶりに復活することが分かった。今年2月に放送されたスペシャルドラマ「必殺仕事人2012」から約1年、江戸の世に蔓延る悪を斬るため、東山紀之、TOKIO・松岡昌宏、KAT-TUN田中聖、和久井映見が演じる“仕事人”たちが帰ってきた!
今回、仕事人たちの“的”となる敵を演じるのは、庶民の味方“黄門さま”こと里見浩太朗。俳優人生57年にして初の“悪役”となる里見は、医者である息子を思うがあまり、凶行へと走ってしまう小宮山泰山(こみやまたいざん)を凄みたっぷりに演じる。里見は「必殺シリーズというのは、時代劇の一つの形を作り上げた作品。そんな作品に初めて出させていただくことになり、まずあらすじを読ませていただいたのですが『なんてかっこいい“悪”なんだ!』というのが、自分の役に対する最初の印象です。こんなかっこいい役は他の役者さんにやらせたくないと思い、喜んで出演させていただきました」とコメント。
主演で渡辺小五郎役を演じる東山は「19歳のときに初めて里見さんに時代劇の現場で出会い、時代劇における心構えなどを伝授していただきました。その後も、雑誌で僕のことを語ってくださり、『時代劇を続けて欲しい』と言っていただきました。それが僕自身とても喜びであり、モチベーションでもありました。そう言って下さった里見さんに恥をかかすわけにはいかないな…という思いで今日まで来ましたし、少しでも成長を見せたいところがありますね」と里見との再共演の喜びを噛み締めた。
経師屋(きょうじや)の涼次役で出演する松岡は「必殺仕事人2007から数えまして6年が経ち、『今回も来たか』という“嬉しさ”と『今回もできる』という“安心感”、そして『今回はどうしてやろうか』という“野望”が入り交じっております」と、新作への期待感を見せた。
仕立て屋の匳(れん)を演じる田中は「台本が来るたびに『今回はどんな“仕事”のシーンなんだろう』と楽しみにしています。前回は頭まで冷たい水に浸かって、という過酷なシチュエーションだったので(笑)。里見さんと共演させていただくことも、役者としての飛躍につながると思いますので、しっかり学ばせていただきたいと思います!」と恐縮しきり。
花御殿のお菊役の和久井映見は「この現場にまた来ることができる喜びを感じております。わたしが演じるお菊は、比較的限られた人としか会わない役なので、いつも出来上がったものを見るのを楽しみにしております。今のこの緊張感と、変わらないこのメンバーと並んでお仕事ができることを噛み締めながら作っていきたいと思います」と、それぞれが久しぶりの現場と新作への意気込みを語った。
ほか、野際陽子、中越典子、田口浩正、生瀬勝久らおなじみのキャストに加え、渡辺大、波岡一喜、竹内力、など豪華俳優陣が出演する。
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