黒木瞳が浜松で選挙活動!?ドラマの見どころ明かす

2015/04/25 00:26 配信

ドラマ

「連続ドラマW スケープゴート」の見どころを明かす主演の黒木瞳

黒木瞳主演でWOWOWプライムにて放送中の連続ドラマW「スケープゴート」の物語が後半へと突入する。

本ドラマは幸田真音の社会派小説を原作に、黒木演じる大学教授の三崎皓子が政界進出し、日本初の女性総理大臣を目指すサクセスストーリー。

第1話では、大学教授としてテレビ出演を果たすなど評価を受けていた皓子(黒木)が、元恋人でテレビ局役員・矢木沢峻(石丸幹二)の導きで、最大野党・明正党総裁の山城泰三(古谷一行)と出会う。

政界入りの誘いを戸惑っている間に、あれよあれよと民間人閣僚として金融大臣に抜てきされる皓子が印象的だ。

今回、主演の黒木が取材に応じ、ドラマ後半への見どころを語った。

「大臣と呼ばれることは気持ちよかったです。快感でした」と撮影を振り返り満面の笑顔。

皓子というキャラクターについて「すごい人だなと。志を持って自分の信念を貫き、この国を良い国にしていこうという思いを実現していくその強さに、演じていてもただただ感心するばかりでした」と敬意を表した。

ことし1月に日本テレビ系で放送された「○○妻」など“変わり者”を演じることが多かった黒木は「変わった人とか、ちょっと癖がある方が演じやすい。逆に皓子のような役柄は演じにくいんです。真っすぐだから、真正面から入っていかないといけない。難しかったので、正統に演じるしかないなと思った」と明かす。

その困難を「最終的には何も考えないで、真っすぐ普通にせりふを言ってみようと意識し乗り越えた」という。

放送開始前に原作者の幸田から「(ハマり役で)黒木さんに出馬要請が来るのではないかと心配」とコメントされていたが「来ないと思いますけれども、私にはとてもとても務まりませんよ。特に総理はやることがいっぱいあるから大変ですよね。自分だったら何をするか、なんて考えること自体おこがましいというか。やはり総理大臣というものは全ての事柄に目を向けて考えることができる、それに見合った“器”の方に頑張っていただきたいです」と皓子を演じたからこそのコメント。

政治家ならではの思い出のシーンについて「よくテレビで見る、官房長官が会見するシーンに臨んだのですが、見栄えがいいんですよ。違和感がなくて(笑)」と照れくさそうに語った。

また、記者から「静岡・浜松市のロケがあったんですよね?」と質問があると「よくぞ聞いてくれました!」と前のめり。「私の顔写真が入った、三崎皓子と書いてある選挙カーに乗りました。身を乗り出して『よろしくお願いします!』『あっ、お母さんよろしくお願いします!』と声を枯らして選挙活動をしてきました。地元の方は遠巻きにあぜんとしていてちょっとシュールでしたね」と喜々として答えた。

皓子は総理大臣になれるのだろうか。ドラマのラストに向けて「このドラマは恋愛要素がほとんど入っていないのに、物足りなさを感じない。真面目な作品ですけど、エンターテインメント性は十分、あると思います。『ドラマを見る人にもっと政治に関心を持ってほしい』という考えはせんえつですけど、将来政治家になりたいとか、真面目に投票に行かなきゃとか、もしかしてそう思ってくれる人がいらっしゃったらうれしいです。ドラマを見てくださった方が、それぞれに“何か”を感じてくれれば」とアピールした。