7月26日(日)の大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)では、高杉晋作(高良健吾)が絶体絶命のピンチに! 美和(井上真央)は、奥御殿から高杉に危険を伝えようとするが――。
「花燃ゆ」では、吉田松陰の妹・美和を主人公に、長州藩を中心とした幕末の動乱が描かれている。夫・久坂玄瑞(東出昌大)を亡くした美和は、奥御殿に入り、藩主の世継ぎ・毛利元徳(三浦貴大)の正室・銀姫(田中麗奈)に仕えている。
前回放送では、藩主・敬親(北大路欣也)が山口から萩へと居城を移転。狭い萩城に移るため、奥御殿でも女中を減らすことになり、美和は女中の選別を任される。
しかし、懸命に役目を果たして萩城にたどり着いてみれば、新たに大奥に加わるという美しい女中たちの姿が。実は、女中を減らしたのは、元徳の世継ぎ誕生を待ちわびる藩主の妻・都美姫(松坂慶子)が、新たな女中を奥御殿に迎えるための策略だった。当然、正室である銀姫は激怒する。
そんな元徳・銀姫夫妻の関係性が今回の肝になる。城移りも終わり、美和が奥御殿で必死に働いているころ、藩の実権を握る重臣・椋梨藤太(内藤剛志)は、幕府への恭順を示すため、藩内の改革派の粛清を次々と行っていた。
椋梨が目を付けたのは、改革派の首謀者ともいえる桂小五郎(東山紀之)と高杉晋作。二人の行方を追う中で美和の義兄・小田村伊之助(大沢たかお)にも詰め寄り、ついには小田村を投獄する。さらに、高杉が吉田松陰の命日に墓参りに訪れるのを見越した椋梨は、そこを狙い、高杉を亡き者にしようとしていた。
その計画を知った美和は、何とか高杉に危険を伝えたいと思い、ある策を考える。美和は世継ぎ誕生が望まれる元徳と銀姫の仲を取り持とうと、銀姫に元徳の好物・ようかん作りを指南することを申し出る。美和は、この夫婦が表面上はぎくしゃくしているが実は互いを思い合っていることを見抜いていた。
そして美和は、出来上がったようかんを一つ、実家の杉家に届ける許しをもらう。実は、ようかんを入れた包みに高杉への手紙を忍ばせる、というのが美和の考えた策だった。しかし、包みが杉家に届いた時、突然、藩の役人が乗り込んでくる。
奥御殿の中にあって思うように動くことのできない美和。高杉に迫りくる危険を伝えることはできるのか。そして粛清の風が吹き荒れる長州藩の行方はどうなる!?
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