「真田丸」昌幸・信尹・内記・兼続がそろい踏み!

2016/09/23 05:00 配信

ドラマ

トークイベントに登場した(左から)村上新悟、中原丈雄、草刈正雄、栗原英雄

大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)で真田昌幸を演じる草刈正雄が、弟・信尹役の栗原英雄と共に、秋田・由利本荘市の妙慶寺を訪れた。

この地にあった亀田藩の二代藩主・岩城宣隆に嫁いだのが昌幸の孫に当たる“お田の方”。「真田丸」で堺雅人が演じる真田信繁と、側室である豊臣秀次の娘との間に生まれた娘だ。

彼女の墓前で手を合わせた二人に、地元の歴史観光ボランティアガイドが「“お田の方”という名前は、実は“真田の方”という意味の呼称です。真田の『真』の字を外し、徳川に歯向かった出自を隠す為に、お田の方と呼んだのです」と解説。「真田丸」イベントで各地を飛び回っている草刈は、「全国あちこちに真田一族のゆかりの地があり、興味が尽きないです」と感慨深げに語った。

二人は、その後、秋田市内にある県民会館で“真田兄弟トークショー@秋田~家康に喧嘩を売った男たち~”に出演。1800名収容の会場を埋め尽くした観客が二人を迎えた。

登場した草刈は、兄弟役の栗原について、「私達似ていると思いませんか? (芝居でも)最初から兄弟のような感じでやれました」と撮影を振り返り、栗原は「『草刈さん』と呼ぶと緊張してしまうので、最初から『兄上』と呼ばせてもらっているんです」と明かした。

トークショーには、静岡・浜松市のゆるキャラ“出世大名・家康くん”と長野・上田市の“真田幸丸くん”も参加。また、場内アナウンスには、矢沢三十郎役の迫田孝也、河原綱家役の大野泰広という真田の家臣二人の録音ボイスが使用され、観客からは歓声が上がった。

さらに、サプライズゲストとして、昌幸の腹心・高梨内記役の中原丈雄、真田以上に激しく徳川家康(内野聖陽)へけんかを売った直江兼続役の村上新悟が登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に。

二人からは、「娘・きり(長澤まさみ)とのシーンを演じた時に、ようやく内記の役がつかめた」(中原)、「直江状のシーンでは、家康の怒りのボルテージに合わせて、読み上げる声のみを録音し直した」(村上)と撮影の裏話が披露された。

また、トークショー終盤には、昌幸と信尹兄弟の母・おとりを演じた草笛光子から、「真田は一つ! 婆は見ておるぞ、怠るな!」と、作中の名ぜりふを絡めたボイスメッセージも届いた。

豪華なイベントの最後には、草刈らが「最後まで『真田丸』を見続けて下さい!絶対に面白いから!」と心からのアピール。出演者の一体感が印象的なトークショーとなった。

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