ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞総評

1月クールにはドラマオリジナル企画の意欲作がそろった。宮藤官九郎脚本の「不適切にもほどがある!」(TBS系)は、昭和の体育教師が令和6(2024)年にタイムスリップしてくるという意表を突いた内容で、作品賞、阿部サダヲの主演男優賞、河合優実の助演女優賞、監督賞、脚本賞、ドラマソング賞と計6部門で受賞。「ミュージカルも交え、それぞれの時代の楽しさと生きづらさを描き、どちらも否定しない結末が良かった」と、審査員と記者に高く評価された。

作品賞2位は3月で完結した連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)。笠置シヅ子をモデルにした歌手・スズ子役の趣里が主演女優賞、作曲家の羽鳥を演じた草彅剛が助演男優賞に輝いた。3位は練馬ジム原作の「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(フジテレビ系)。原田泰造が性的マイノリティーなどへの理解を深め、令和にアップデートしていく「おっさん」を好演。「不適切にもほどがある!」にも通じる内容が評判になった。

奈緒と木梨憲武が親子の関係を繊細に演じた「春になったら」(フジテレビ系)が4位。「父の余命という一歩間違えばかなり重たくなってしまうテーマを軽やかに描いた」と好評だった。5位は、二階堂ふみとチェ・ジョンヒョプの共演作「Eye Love You」(TBS系)。「韓国ドラマのキラキラ感を採り入れ、毎週キュンキュンさせてくれた」と読者から熱烈に支持された。

そして、「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(テレビ朝日系)も話題になり、見逃し配信再生回数で今クール1位に。脚本を書いた鈴木おさむにザテレビジョン特別賞が贈られた。

受賞一覧

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