大泉洋、再びムロツヨシと共演するなら「髪形もキャラも似ているから兄弟かなぁ」<新解釈・三國志連載>

2020/12/06 08:00 配信

映画 インタビュー

映画「新解釈・三國志」で12年ぶりに共演した大泉洋&ムロツヨシ撮影=諸井純二/スタイリスト=勝見宜人(Koa Hole inc.)(大泉)、森川 雅代(FACTORY1994)(ムロ)/ヘア&メーク=西岡達也(Leinwand)(大泉)、池田真希(ムロ)

山田孝之くんは延々としゃべってたよね(笑)(大泉)

2人が演じる劉備と孔明をはじめ、登場する歴史上の偉人たちは全員が“福田ワールド”に包まれている。

大泉「元々の『三國志』ファンの人に怒られるんじゃないかと思うけど、全て福田さんのせいですから(笑)。でも、“赤壁の戦い”のシーンなんかはものすごい迫力だよね」

ムロ「僕も驚きました。エキストラも相当な数だったし、かなりお金がかかっていて、大作感がすごい!」

大泉「ただ、そういうお金がかかっていそうなシーンには、福田さんはあまり興味がなさそうだった。それこそ、どうでもいいようなシーンでテンションが上がってたよね(笑)」

ムロ「確かに(笑)。あと、今回の映画で完全にフルスイングしていたのは、(黄巾役の)山田孝之。彼は福田組では自分からふざける役が少ないから、飛ばしてましたね(笑)」

大泉「劇中で山田くんが出てくるのは1シーンぐらいしかないんだけど、撮影だけはものすごく長かった。彼は延々としゃべってたよね(笑)」

ムロ「相手が大泉さんということで、受け皿が大きいところにボールを投げ込むのが楽しかったんだと思いますよ。でも、(孫権役の)岡田健史くんなんかは、どこまでやっていいのか迷っていて、その姿がかわいかった。しかも、福田さんも余計なことを言わずに3回ぐらいやらせて、迷わせたまま終わるという(笑)」

大泉「確かに『自分で好き勝手にどうぞ』と言われたら、戸惑うかもね。しかも、周りにいるのは好き勝手にやっている人ばかりだから(笑)」

ムロ「僕や佐藤二朗さんなんかは福田組の常連と言われてますけど、だからこそ手の内を見透かされている気がして怖いんですよね」

大泉「そうね、それは怖いかもね」

ムロ「かといって事前に準備していっても福田さんにバレるし、もはや福田組の現場は恐怖でしかない(笑)」

大泉「役者たるもの準備していくものだけど、本番でいきなりやらなきゃいけないなんて、地獄だね(笑)」

ムロ「だから、本番でやったことを覚えてないんですよ。さっき別の取材で『ムロさんのあのときのセリフが好きでした』と言っていただいたんですけど、全く記憶になくて」

大泉「この間、ラジオで佐藤二朗さんに会ったけど、この映画に出たことすら覚えてないって言ってたよ。もう末期症状だね(笑)」