鬼越トマホークが「NSC以来」の集団コントを真面目に語る! ついでにケンカも止めてみた
12月10日(木)、17日(木)の2週にわたり、日本テレビ系にて放送される「アクター芸人が完全ナマ再現 激ヤバ!チョコプラ修羅場劇場」。チョコレートプラネットが全国ネットで初の冠MCを務める同番組は、「マッチングアプリ詐欺」や「コロナハラスメント」といった今の時代ならではの修羅場を、本格派アクター芸人たちが“ガチのナマ演技”で再現していく。
シソンヌ、さらば青春の光ら実力派芸人が顔をそろえた中で、今回鬼越トマホークに単独インタビューを敢行。ほとんど経験のなかった「集団コント」に挑んだ感想や、コロナ禍に見舞われた2020年を振り返っての思いを語ってもらいつつ、「ザテレビジョンが二人のケンカを止めたら」というむちゃ振りまで応じてくれた。
コント師たちのアドリブ力&演技力に脱帽!
――今回は再現ドラマで実際に“修羅場”を演じるという企画でしたが、実際にやられてみていかがでしたか?
坂井良多:やっぱり僕らは演技力がないので、見た目で呼ばれていることは自分たちもわかっていて。なので、この見た目を生かして自分たちなりのポジションを確立させていければなと思ってやっていました。演技は他の方たちが上手すぎるんですよ。僕らは漫才もコントも (ネタ作りを)サボっちゃった人間なので。
金ちゃん:僕らは普段漫才をやっているんですけど、今回のように集団コントみたいなのをやるのは本当にNSC以来なんですよ。久々にやってみてめちゃくちゃ楽しかったなというのもありつつ、普段からコントをやっている猛者たちのアドリブ力と演技力に圧倒されました。皆さんにはそういうところを見ていただきたいですね。
坂井:漫才のアドリブとは違う、コントのアドリブをね。
金ちゃん:そうそう、一回場の空気をつかんだら離さないでずっと行けるっていうのを、シソンヌさんとやらせてもらってすごく感じたので。そういう楽しみ方をしてもらえれば。
坂井:じろうさんはもとより、やっぱり(長谷川)忍ね。
金ちゃん:忍さんもツッコミとかリアクションとか、自然でありわかりやすいという。正直シソンヌさんとやっていて安心感がハンパなかったですね。
坂井:あんなに体大きいのに、みんなのキャラを邪魔しないようにある意味「忍んでいる」から。「忍(にん)」よ本当に。あれだけデカいのに一番器用かもしれないっていう。
金ちゃん:普通目立っちゃうもんね、あれだけ体デカかったら(笑)。
「悪役商会みたいなヒールキャラを確立していきたい」(坂井)
――普段は漫才中心でやられている中でこうしたコント的な形をやってみて、お二人の中での“手応え”というか、「今後劇場でもやってみよう」といった気持ちにはなりましたでしょうか?
金ちゃん:意外と自然にできたのかもしれないですけど、こういうコント番組ってオーバーにやった方がわかりやすいって言われて。なので結構表情とかも頑張って作ったんですけど、多分まだまだだと思います。でも控え室で出番を待っている時に、「ちょっとコント作ってみるか」っていう感じの話にはなったよね?
坂井:やっぱり僕らは、今回やった「つつもたせ」みたいな場面で言ったら、コワモテの極道とか、不良、チンピラ、反社の人間役がお決まりなんですけど、普通の役をやる別のコントもあって。その時の相方の演技はすごく新鮮でしたね。お互い「どう見えているんだろう?」っていう。
金ちゃん:その「コロナハラスメント」のコントに出た時は、二人ともマスクで顔を隠していたんですよ。なので普通の人の役をやったんですけど、サングラスをかけているのと同じような感覚で緊張はしなかったですね。ただやっぱり、僕らもこれから芸の幅を拡げるっていう意味では、普通の役をできるようにならなきゃなとは思いました。怒鳴ってるばっかりじゃダメなんで。
坂井:番組名が「修羅場劇場」ということで、全部のコントで修羅場が関係しているので、やっぱり僕らはコワモテ枠というか、修羅場劇場の中の「悪役商会」みたいなヒールキャラを目指して。今回はみんな主役で点取れる方ばっかりだと思うので、僕らはサブのコワモテとして支えていきたいと思います。
金ちゃん:そのポジションを確立していくっていうね。
坂井:そういう人って今あんまりいないんですよ。僕らは演技力高くないのにわりとドラマに呼ばれるんですけど、言ってみればそれも多分見た目だけなんですよ。なので最近はそれを逆手に取って「見た目って大事なんだな」と思うようになりました。
金ちゃん:完全に今回も見た目だけで呼ばれてますから。でも、正直僕らがどうとかじゃなくて、このコント番組結構斬新じゃないですか。多分ですけどレギュラーになって、とんでもない人気番組になると思います。ただ、その時に僕らがいるかどうかはわかりません(笑)。
坂井:たまに呼んでくれるんじゃない?
前編:12月10日(木)夜11:59-0:54
後編:12月17日(木)夜11:59-0:54
日本テレビ系にて放送
https://www.ytv.co.jp/shurageki/