松田龍平、市川海老蔵演じる織田信長は「見ていて想像をかき立てられた」<桶狭間>

2021/03/12 06:00 配信

ドラマ

「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」に出演する佐藤浩市、松田龍平、黒木瞳(写真左から)(C)フジテレビ

松田龍平コメント


――今回の出演のお話がきた時の感想は?

お家のために忠義を尽くしてきた真っすぐな男が、主である信勝を裏切り、変わり者と言われる信長に尽くすに至るその心は、柴田勝家を想像するにはとても面白いエピソードだと思いました。

――歴史上の人物を演じることについて

動き一つでも現代劇とは違うので、時代劇をやる上ではいろいろ気をつけなくてはいけないところがありますね。立ったり座ったりする動き一つにしてもかなり違うと思いますから。そういう意味では、海老蔵さんの動きは見ていてほれぼれしましたね。撮影で切腹のシーンや介錯(かいしゃく)の所作を海老蔵さんに教えていただきました。やって見せてくださったのですが、なかなか同じようにはいかなくて悔しかったです。その時代の所作、動作を自然にみせるのは難しいなと実感しました。

――役を演じられての感想

“織田信長”を描く数々の作品の中でも、今回のドラマで描かれているのは “桶狭間の戦い”での信長の青年期です。主君である信勝とともに謀反に失敗し、それでも信長に生かされた勝家が、信長を新たな主君として忠誠を誓い、どう戦に向かっていくのか、それまでの主君を裏切る勝家の思いを自分なりに演じました。

――海老蔵さんとの初共演の感想

この作品をやる上でお会いできるのを楽しみにしていました。仕事でご一緒したのは初めてですが、僕が20代の時に飲みに連れて行ってもらったりしていて、今回、久しぶりにお会いするので、何か変化はあるかなと思っていたんですけど、相変わらず豪快で、おちゃめな人でした(笑)。撮影では、緊張感と遊びを両方持ってくる人だと思いました。海老蔵さんの演じる信長は見ていて想像をかき立てられる人物だったし、刺激をもらいました。

――久しぶりの河毛監督の現場はいかがでしたか?

河毛監督とはドラマ「営業部長 吉良奈津子」(2016年)でご一緒してから2度目ですが、今回このような作品でまたご一緒できることをうれしく思っています。仕事では信頼していますし、何より河毛さんのお話はすごく面白いんです。

――乗馬が今回、初めてと聞きました。

そうなんです。時代劇もそんなに数多くやっているわけではないですが、馬に乗る役が今までなくて。ようやく夢がかないました。今回の楽しみのひとつでしたね。

―― 読者の皆様にメッセージをお願いします。

魅力的なキャストの皆さんで送る「桶狭間」。戦国時代を生きた武士たちの命をかけた戦いをぜひご覧ください。お楽しみに。