<おちょやん>杉咲花“千代”「ずるいわ!うちはもっとずっと前から…」やっと吐き出した本音に涙

2021/04/27 12:24 配信

ドラマ レビュー

「おちょやん」第103回(C)NHK

杉咲花がヒロイン・千代を演じている連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。4月27日放送の第102回で、千代の口からついに本音がこぼれ出た。(以下、ネタバレがあります)


道頓堀を離れた千代のその後が描かれている第21週「竹井千代と申します」(第101~105回/4月26~30日)。第102回では、千代が姿を消した後、栗子(宮澤エマ)と一緒に住み始めた顛末が描かれた。

1年前のあの日、行くあてもなく一人雨の中座り込んでいた千代を探し出し、声をかけた栗子。相変わらずの無遠慮ぶりで「一緒に来てくれへんか」「春子の面倒、見てやってほしい」と、千代を連れ帰ったのだった。

春子(毎田暖乃)は栗子とテルヲ(トータス松本)の娘の子、つまり、千代の姪だった。テルヲもヨシヲ(倉悠貴)も失った千代にとって、最後に残っていた唯一の肉親ということになる。

家に帰ると栗子はあらためて、千代に「昔、あんたにしたこと謝ります。どうか許したって」と頭を下げた。戦争で両親とも亡くしてしまった春子の面倒を見てやってほしい、という。

「うちはもっと前からずっと一人やった!」


千代にとって、なんという長い一日だったことだろう。灯子(小西はる)の訪問を受け、母の顔を見せつけられ、心ざわついたままで千秋楽の舞台に立ち一平と向き合って、演技ができなくなるほど感情をあふれさせてしまった。

積み重ねてきたすべてを捨てて飛び出したその日に、人生を狂わされた最初のきっかけである栗子と再会。たった一人の姪にも会えた。

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