冨永愛がミステリーハンター初挑戦「夢が叶い、感無量です」<世界ふしぎ発見!>
彫り師・石川雲蝶が“越後だけ”に残した作品の数々
そんな冨永が最初に向かうのは、新潟県立博物館。館内には、燃え上がる炎を象ったかのような形状の“火焔型土器”がずらっと並ぶ。北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産にほぼ内定したことで世界から注目を浴びる縄文文化。そのシンボルともいえる“火焔型土器”のほとんどが越後で出土していた。素晴らしい展示品の数々に冨永の説明にも熱が入る。
また、次に訪問した魚沼市の寺では江戸時代に活躍した越後の名匠・石川雲蝶の作品が登場。雲蝶は元々江戸幕府の彫り師として活躍していたが、雲蝶の作品に惚れ込んだ越後の商人からの誘いにより、越後に移り住んだと言われている。雲蝶の作品は越後にしか残っておらず、その数1000点以上。生涯を越後で過ごした雲蝶にとって越後での生活はものづくりの源になっていた。この土地でしか見られない芸術作品との出会いに、冨永は思わず大興奮する。
そして日本酒についてもリポート。フランスで新潟清酒専門のアンテナショップが開店するほど、日本酒は今世界で注目されている。酒蔵に訪問し、世界で評価されている日本酒に舌鼓を打つ。
さらに、日本酒を作るための鍵となる“米”の魅力を探るべく、越後の米絶景が見ることができる山古志へ向かう。実はここで“錦鯉”が育てられているという。
美しい棚田に見えるが、その8割は棚田から錦鯉の養殖用の池になったもので、交配を重ねた鯉の品種は100種類以上。富永は5年前から日本に滞在し、錦鯉を輸出・販売している方に取材し、錦鯉への思いに感動する。