「おかえりモネ」トレンド入り!永瀬廉“亮”の悲しい過去に視聴者、涙…“笑顔”の家族写真にも反響

2021/07/06 21:05 配信

ドラマ レビュー

黒髪姿の亮(永瀬廉)「おかえりモネ」第37回より(C)NHK

清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。7月6日放送の第37回では、百音(清原)の幼なじみ・亮(永瀬廉)とその家族の身に起こった出来事が回想の形で描かれ、大きな注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)

描かれた、及川家の2011年


第8週は「それでも海は」(7月5日[月]~9日[金])を放送中。第37回では、2010年春から2011年にかけての百音一家と亮一家の日常が描かれた。

2010年春。亮の父で漁師の新次は、新しい船を造ることを計画中。19トンの立派な漁船だ。幼なじみで銀行員の耕治(内野聖陽)の手を借り、資金繰りの計画を立てていた。

「俺が一回海ぐるっと回ってきたらな、1,000万なんかサクッと稼げんだよ、なぁ?」。永浦家を訪れ、帳簿に向かって頭を悩ませる耕治をしり目に屈託なく笑う新次。そばには妻の美波(坂井真紀)の姿も。亜哉子(鈴木京香)や百音や未知(蒔田彩珠)、亮もいて、みな笑顔だ。

その後、2011年2月に行われた船お披露目は、まるでお祭りのようなにぎわい。新次は美波と亮、そして船を嬉しそうに携帯のカメラで撮影し、船をバックに3人で家族写真にも収まった。大切なものに囲まれ幸せそうな新次の笑顔が印象的だ。

その後、画面は暗転し、美しい星空が映し出された。そして2011年5月。お披露目で撮影された写真は泥に汚れ、色あせている。雅代(竹下景子)が背中を丸め、写真を愛おしそうに水ですすぐ。その姿が、たった3か月にすべてを変えてしまったことを物語る。

一方、百音と未知は仮設住宅に亮を訪ねていた。心配ながらも、なんと声を掛けていいかわからない2人に、亮は気丈に「大丈夫。みーちゃんも、ありがと」と笑顔すら見せている。その表情には、心配させまいとする亮の気遣いがにじむ。

そして奥では新次が、携帯に残った留守電メッセージを聞きながら嗚咽をもらしていた。録音された時刻は3月11日、午後3時10分。美波が新次に「私も今、家出るとこ」と無事を知らせたメッセージだった。