町田啓太“土方”、“美しき最期”に賞賛&感動の声「もっと見ていたかった…」<青天を衝け>

2021/09/20 11:11 配信

ドラマ レビュー

血を流しながら決死の抵抗…勇ましい町田啓太“土方”ら(C)NHK

吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第27回「篤太夫、駿府で励む」が9月19日に放送された。篤太夫(吉沢)が駿府で新たな商いの仕組みを構築していく姿が描かれた一方で、函館・五稜郭で武士としての生涯を全うした土方歳三(町田啓太)に名残を惜しむ声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

同作は、新一万円札の顔としても注目され、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が幕末から明治へ、近代日本のあるべき姿を追い続け、時代の渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも高い志を持って未来を切り開いていく姿を描く。

慶喜(草なぎ剛)のいる駿府に留まることを決めた篤太夫。第27回では、パリで学んだ知識をもとに武士と商人がともに働く「合本会所」の仕組みを構築し、軌道に乗せてゆく姿が描かれた。

一方、旧幕府軍として新政府軍と闘う土方や成一郎(高良健吾)たちは、函館の地で苦戦を強いられていた。戦地で「ここは勝ち目がない。早く五稜郭に戻れ」と急かす成一郎に、土方は覚悟を決めた表情を浮かべた。

「俺はこれ以上死に遅れるわけにはいかぬ。この勢いでは遅かれ早かれ我らは負ける。だとすればせめて、新選組の名に恥じぬよう潔く散り、胸を張って、あの世で友と酒を酌み交わしたい」。穏やかな顔でそう語った土方。

成一郎に「お主は生きろ。生きて日の本の行く末を見届けろ!ひょっとすると、その方がよほどつらいかもしれぬ。行け」と諭し、戦地にとどまった。

そして数日後。戦地では、横たわり静かに目を閉じる土方の姿があった。そばには、血に染まった徳川の三つ葉葵紋。五稜郭は開城し、徳川の戦いが終わった。