「最期までカッコ良すぎました。ありがとう!」
徳川の世の終えんを象徴するかのように描かれた土方の死。その美しさ、気高さに、感動の声が渦巻いた。「土方さんの死に号泣してる」「最期までカッコ良すぎました。ありがとう!」「『ひょっとするとそのほうがよほどつらいかもしれぬ』といった時の表情が切なくて、優しくて」「お姿をもっと、もっと見ていたかった…」「土方さん主役のスピンオフドラマをぜひ!」といった賞賛の声が巻き起こり、Twitterでは「#青天を衝け」がトレンド上位に上がる反響を呼んだ。
篤太夫が新しい世を切り開く姿と対照的に描かれた、徳川の世の終えんと、土方の死。戦地で散った魂をひたすら弔う慶喜の痛々しい表情も、心に残る。
一方で、川村恵十郎(波岡一喜)が語った「戦でも死にぞこない、徳川に捧げられなかった命をもてあましてここに来た。皆そうだ。ただ禄がほしくて流れてきたのではない」という言葉には、時代の変化に戸惑う武士たちのやりきれない思いがにじむ。
死にゆく者、生き残った者それぞれの悲哀にしっかりと向き合い、時代の移り変わりを鮮烈に、だが愛を持って描く脚本・演出・出演陣の演技にも賞賛の声が上がっている。