<最愛>井浦新が語る、 “天才”と呼ばれる吉高由里子のすごみ「僕は彼女を不器用だと思っています」【インタビュー】

2021/12/09 18:01 配信

ドラマ インタビュー

「最愛」より(C)TBS

「大輝の存在を忘れないでほしい」


――『「最愛」しゃべくりルーム』(※TBS公式YouTubeにてアップされている特別動画)にて、7話のホームセンターでよろけた梨央の荷物を持ったシーンがアドリブだと明かされ、“井浦さんは地が加瀬なのではないか?”と話題になっていますが、いかがですか?

あっ、地が加瀬の井浦新と申します。加瀬は芝居してないです!加瀬はドキュメンタリーなんです(笑)。

――ドラマを見て“大キュン”や“加瀬キュン”というワードが誕生するなど、キュンキュンしている視聴者も多いかと思いますが、そういった反響は井浦さんの元にも届いていますか?

“大キュン”と“加瀬キュン”は僕が勝手に作ったワードなんです。1話が終わったタイミングで新井プロデューサーのインタビュー記事を読んだときに“このドラマはジリキュンだよね”ということを塚原さんと話していて。“ジリキュン”ってなんだ!とそこで知ったんです。

普段はあまり興味ないんですけど、“ジリキュン”っておもしろいなと思ったので最初は“ジリキュン”いじりから始まったんです。だって、せっかく(新井さんが)言っていたのに公式のSNSにも一言も出ていなかったので…。

なので、新井プロデューサーが放送後に行っていた“視聴者の疑問にお答えします!”みたいな企画で僕が「“ジリキュン”が全然流行っていないので、他の考えましょうか」といじったらだんだん面白くなったので、全部にキュンを付けていこうって思ったんです。

でも正直飽きちゃって最近は使っていないのですが、広がっていくってすごいですし、楽しんでくださってありがたいなと思います。

「最愛」より(C)TBS


――最後に読者へ最終回に向けた見どころと、メッセージをお願いします。

8話の最後で加瀬に“犯人フラグ”が立ってしまいましたが、まだ9話と10話がありますから。そう簡単に“犯人フラグ”を立たせてたまるかと思っています。

この物語の一つの要素でもある犯人捜しは8話で加瀬だけでなく、同時に梓(薬師丸ひろ子)さんも怪しくなってきていますし、藤井(岡山天音)も自ら犯人に立候補しに行っているような雰囲気を醸し出していますよね。

でも、僕の中で“大ちゃん犯人説”もまだちょっとあって、皆さんに大輝の存在を忘れないでほしいなと思っています。加瀬もいい人なんですけど、(大輝みたいに)不器用で、みんながキュンとしている人物が実は一番悪い奴なんじゃないかなと思っている部分もあるので。

それに、この物語の醍醐味はそれぞれが抱える“最愛”のぶつかり合いだと思っています。8話まで積み重ねてきたそれぞれの“最愛”のものの大きさが、9話と10話でぶつかり合ったり、混ざり合ったり、開いたり、閉じていく人もいるかもしれないですし、というところで人間ドラマは残りの2話にかけてさらに加速していきます。

犯人捜し以上に登場人物たちの最愛の物語を楽しんでいただけるんじゃないかなと思います、ぜひご覧ください。

「最愛」より(C)TBS

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