長澤まさみ=渥美清説も浮上、「コンフィデンスマンJP」での弾けぶりを東出昌大&小日向文世も絶賛

2022/01/10 10:00 配信

映画

“「コンフィデンスマンJP」の長澤まさみ=「男はつらいよ」の渥美清”説


――「コンフィデンスマンJP」は長澤さんの弾けたお芝居も魅力です。小日向さんと東出さんは、それを現場で見てどのように感じますか?

東出:スゴいです。現場に来てから探るのではなく、セリフもしぐさも完璧に入った状態で現場にいらっしゃるので。

小日向:ドラマのときには「弾け始めたな」という感じがありました。ちょっとしたギャグなんかは、ちゃんと何度も練習されていますし。

長澤:そりゃあ練習しますよ!(笑)

東出:「空前絶後の~!」のシーンとか、素晴らしかったですよね(笑)。

長澤:あれは難しかったです(笑)。弾けているところは、大体台本に書いてあることをやっているだけなんですよ。「大笑いしているダー子」とか(笑)。

――では、「英雄編」で「こんなことやるの?」と思ったシーンはありますか?

長澤:もうないですね。

東出・小日向:(爆笑)

長澤:ただただ「頑張るしかないな」という感じです(笑)。

――東出さんと小日向さんからご覧になって、「英雄編」のダー子はいかがですか?

東出:マルタ島に着いてダー子が口上を述べるところは、長澤さん演じるダー子じゃないとあの派手さと痛快さは出ないだろうなと思いました。

小日向:古沢さんがまさみちゃんの声を意識して書いてるんじゃないかな。

長澤:それは私も感じています。

小日向:まさに当て書きなんでしょうね。「男はつらいよ」の渥美清さん状態になっているよね(笑)。

(写真左から)東出昌大、長澤まさみ、小日向文世 撮影=booro


――「コンフィデンスマンJP」の現場ならではの楽しさは、どういう瞬間に感じますか?

小日向:やっぱり楽屋ですかね。モナコ役の織田梨沙ちゃんのしゃべりがめちゃくちゃおかしくて、みんなで爆笑しています。

長澤:梨沙ちゃんは独特で面白いですよね。

小日向:それから、小手(伸也)くんが必ずイジられるんですよ、特にダー子から。だけどこの間、小手くんがドラマ(「TOKYO MER~走る緊急救命室~」)に出てたじゃない? あの現場では非常に穏やかに過ごしていたみたいですよ(笑)。「穏やかに役のことを考えられて良かった」って言ってました(笑)。

――長澤さんは、やはりダー子の気持ちで小手さんをイジりたくなるのですか?

長澤:そうですね。小手さんが欲しがるから、それに応えるだけです(笑)。

東出:小手さんもうれしそうにリアクションしてますよね。

小日向:コンフィデンスマンJP」の現場じゃないと、あのノリにはならないよね。

長澤:ほかの現場でお会いしていたら、こんなにお話しするようになっていなかったかもしれません(笑)。