衣装制作やメイクの練習はもちろん、徹底して身体づくりにも励み、全身で好きなキャラクターになりきろうとするコスプレイヤーたち。そのなかには美意識の向上に伴い、「もはや別人では?」と疑ってしまうほど、劇的な変化を遂げた人々もいる。今回、「#垢抜けた選手権」のタグ付きで過去と現在の写真の比較ツイートをアップしていたコスプレイヤー・絵鳩はなさんに注目。インタビューを実施し、劇的な変化を遂げるきっかけとなったできごとや、独自に編み出したダイエット方法などを話してもらった。
「私ならもっと強烈な写真を出せるのに」“#垢抜けた選手権”ツイートした理由
――まず最初に、プロフィールを教えてください。
趣味としてコスプレ活動を楽しんでいます、コスプレイヤーの絵鳩はなです。普段は在宅で、広告関係の仕事をしています。休日はコスプレ撮影をするか、それ以外だとゲームをしたり、アニメを観たりして過ごしています。
――「#垢抜けた選手権」ツイートをされた理由を教えてください。
一時期、こちらのハッシュタグ付きのツイートがタイムラインにめちゃくちゃ流れてきたんですけど、実際に見てみたら、素の状態でもかわいい子の写真ばかりだったので「は?」となって(笑)。「私ならもっと強烈な写真を出せるのに」とあまり深く考えず、勢い任せでアップしてしまった…という次第です。
高校生時代は“酷い容姿いじり”も…「なかなか辛かった」
――比較用にアップされた過去の写真は、いつ頃撮影されたものですか?
高校2年生のときの写真です。人生でいちばん野暮ったい頃の写真を選びました。ちなみに、コスプレをするようになったのは高校3年生になってからで、友だちに誘われる形で挑戦してみたところ、一気にハマってしまいました。
――そのときコスプレをしたキャラクターは?
「刀剣乱舞-ONLINE-」の蛍丸というキャラクターです。コスプレをしている最中は「推しキャラになれた!」、「コスプレって楽しい!」とテンションが上がりましたが、改めて写真を見てみると、かなり酷い出来栄えで…。ほぼすっぴんのうえ、加工アプリを使いすぎて、顔が歪んでしまっていて。今となっては、それもまたいい思い出ですが(笑)。
――高校生時代は、まだ美意識に目覚めていなかったのでしょうか?
まったく無頓着で、けっこう酷い容姿いじりを受けていました。普段の学校生活でも、好きな男の子に顔が原因で嫌われたり、目が小さいという理由で、毎日「シジミみたいな目だな」と言われたりしていました。そのたびに「うるさいわ!(笑)」みたいな感じで明るく返していましたが、なかなか辛かったですね。