仲野太賀、夏ドラマ2作で主演“人間の愛おしさ”表現する旬俳優の魅力

2022/07/10 11:27 配信

ドラマ コラム レビュー

「拾われた男」で主人公・松戸諭を演じる仲野太賀(C)2022 Disney & NHK Enterprises,Inc.

6月26日に主演ドラマ「拾われた男」(毎週日曜夜10:00-10:45、NHK BSプレミアム)がスタートした仲野太賀。7月16日(土)には林遣都とW主演を務める「初恋の悪魔」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)も放送開始。同クールで2作の連続ドラマで主演を務める、まさに“旬”な仲野の魅力に迫る。

仲野が実在俳優をモデルにした役を熱演


「拾われた男」は、俳優・松尾諭が自らの波乱万丈なサクセスストーリーを書いたエッセーをドラマ化。俳優志望の男・松戸諭が、他人に“拾われ”続けることで夢も恋も掴んでいくヒューマン・コメディ。NHK BSプレミアムでの放送のほか、ディズニープラスのブランドコンテンツ「スター」で見放題独占配信(毎週日曜夜11時配信)される。

諭の兄・武志役を草なぎ剛、諭の運命の女性である結役を伊藤沙莉が務め、そのほか薬師丸ひろ子鈴木杏北村有起哉要潤夏帆や、本人役で井川遥柄本明らが出演する豪華さも話題になっている。そのなかで、仲野の熱演が物語をけん引する。

キャラクターが乗りうつる器用さ


「拾われた男」の役作りのため、体重を約10kg増量して撮影に臨んだという仲野。とはいえ、ぱっと見はモデルとなる松尾諭と似ていない。だが、画面の中の仲野が醸し出す雰囲気には“松尾諭”が垣間見えた。視聴者からも「松尾さんに歩き方がそっくり」「表情や動きがもうまんま松尾諭さん」「冒頭で松尾諭本人が出てるのに、劇中の仲野太賀が全然違和感ないのが凄い」と評判だ。

芸能人の役といえば、仲野は2020年に放送された主演ドラマ「あのコの夢を見たんです」(テレビ東京系)でお笑い芸人の南海キャンディーズ山里亮太にふんした。山里の短編小説が原作で、メインストーリーは山里の“妄想”から生まれた物語だが、毎話、冒頭は山里が喫茶店でその物語を書くというものだった。山里のトレードマークである赤い眼鏡をかけた仲野が、次第に山里に見えてくると、この時も話題になった。

実在の人物の役になりきる器用さ。それによって、キャラクターの感情が自然に出ているようにも見える。