みね子が上京して4カ月がたつ。実が目撃されたという街にもしばしば行ってみるが、手掛かりはなく、都心にもいまだに慣れない。そんなこんなでお盆休みが近づき、部屋の仲間たちと里帰りするのか話していると、みんなは帰らないと言う。
幸子(小島藤子)は、それなら1日どこかに出掛けないか?と提案する。そして海水浴という選択肢を挙げる幸子に、みね子らは乗り気になる。雑誌で水着を見てはしゃいでいると、愛子(和久井映見)がやってくる。
みね子らは、洋品店で水着を購入する。早速部屋で見せ合いをしながらはしゃぐが、高い買い物をしてしまい、家族に申し訳なく思うみね子。家族への手紙でも海水浴に行くことをわびる。
一方、みね子に会いに寮へ来た綿引(竜星涼)は、自分が急に現れるとまた心配をかけてしまうかもと、中に入ることができない。コーラスの練習を終えて帰る雄大(井之脇海)を捕まえ、みね子の様子を尋ねることにするが…。
みね子たちが海水浴に行く日になるが、朝起きてみると外は土砂降りの雨で、乙女たちは意気消沈する。幸子がそのうち晴れるかもしれないと励まし、お弁当作りに取りかかる。そこへ迎えに来たのは、雄大と綿引。
雨なら映画はどうかと優子(八木優希)が提案し、時子は「ウエストサイド物語」が見たいと言い出す。愛子(和久井映見)にも勧められ、みんなで映画を見に出掛けることに。
三男(泉澤祐希)は何とか都合をつけて、お盆休みに里帰りした。美代子(木村佳乃)と君子(羽田美智子)は、みね子と時子の様子を聞くため三男の家を訪れる。東京での暮らしぶりを話して感謝され、三男は大喜び。
そして季節は冬へ。いつものようにみね子たちが銭湯から帰ってくると、ライン長の松下が難しい顔をして通りかかる。話もどこかうわの空の様子の松下に、翌日みね子たちは思わぬことを告げられる。
みね子たちは、向島電機の業績不振で給料を減額されることに。しかし金額は変えずに家族へ仕送りをして、懐はめっきり寂しくなる。それでもまた頑張ろうと時子たちと励まし合う。毎月の給料日にすずふり亭へ行くことを楽しみにしてきたみね子。
今日も店を訪れるが、メニューの値段を見て悩む。注文した料理を食べていると、いつもと違うみね子の様子に気付いた鈴子(宮本信子)が、そっと話し掛けてくる。
綿引はみね子に「東京で実を捜せなくなった」と謝る。故郷の茨城にいる父のため、帰ることになったのだという。実のことが心残りだと言われるが、突然のことにみね子は何も言えないでいた。そして何となく寂しい気持ちになって寮へ帰る。
雄大にも事情を話した綿引。不思議な友情を結んだ2人は、一緒に屋台でラーメンを食べることに。そして東京での最後の日も、実が目撃された街で綿引は聞き込みを続けるのだが…。
第8週に活躍が予想される綿引役の竜星について。綿引は実の行方を捜している警察官で、みね子の暮らす寮にも度々足を運び、女子工員たちをとりこにしているイケメンだ。
みね子の“東京の兄”ともいうべき関係性を続けてきたが、もしかするとラブ要素もあるのかも? 第8週でいろいろと彼の心情も描かれそうなので、繊細な演技に注目したいところだべな。
ちなみに竜星自身は、みね子のことを「男はみんな、ああいう女の子を放っておかないんじゃないですか?(笑) 応援したくなりますよね。何かに向かって一生懸命に頑張っている人のことは、『いいな』と思います」と語っている。
女性目線で考えると、ああいう純朴な子犬のような表情をする綿引も、十分放っておけねえ男の子だと思うんだけんどもね。
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