健司が案内人になった切ない経緯が判明
そして案内人である健司の明らかになった過去。郵便配達員だった健司は、小さな理髪店で働く葉子(戸田菜穂)に一目惚れし、配達以外でも通うように。夫婦となったある日、葉子の代わりに買い物に出た健司は、脳卒中で亡くなってしまったのだった。
案内人(木場勝己)から「あなたはもう死んでいるんですよ」と告げられた健司。最後に会いたい人を聞かれるも、「葉子だけなんです、僕が会いたいのは!」と熱望するが、その願いは叶えられず、10年もの間、とどまっていた。
そんな健司は案内人になるように提案され、引き受け、多くの人々を見送ってきたのだが、ついに葉子を迎えることに。そして「いつも僕の髪を切ってくれてありがとう。僕の好きな味噌汁を作ってくれてありがとう。ビールを冷やしておいてくれてありがとう。僕と一緒にいてくれてありがとう」と、生きているうちに伝えられなかった思いを口にした。
これまで紡がれてきた言葉にして思いを伝える大切さ、そして「ありがとう」の温かさが、存分に感じられる最終回となった。
最終回は、放送後1週間TVerで無料配信。また、Huluでは全話を配信中。
※高橋優斗の「高」は正しくは「はしご高」
◆文=ザテレビジョンドラマ部