タレントの藤木由貴が、3作目となるイメージDVD「今を感じて」(エスデジタル)発売記念イベントを12月4日に都内で開催し、囲み取材に応じた。
日本レースクイーン大賞で史上初の5冠を獲得するなど「史上最高にかわいいRQ」として人気だった藤木。今作でのグラビア卒業を発表しており、この日のイベントには数多くのファンが駆けつけた。
沖縄のシチュエーションは全部やりつくした
「“かわいい”を使えるのは最後かなと思ったので、最後の最後でリボンだったりチェックだったり、かわいさの中に大人っぽさを出してみました」と、ミニワンピースの裾をひらり。ショートカットのイメージが強い彼女だが、髪を伸ばし、イメージチェンジをしつつあるようだ。
ラストDVDの撮影は沖縄で実施。「沖縄の名護を中心にいろいろな所に行きました。プールと海とヴィラ…。沖縄のシチュエーションは全部やりつくしました」と満足げの表情。
「今回、私が初めて挑戦したことが3つあるんですよ」というと、得意のトーク力で見どころを語り始めた。
「一つ目はグラビアとしては初めてヨットに乗っているシーンを撮影したんです。あまり安定しない場所での撮影でちょっと大変でしたけれど、ドレスを着てシックで大人な感じが出せたかなと思います」。
「二つ目は、水着を着ての乗馬です。あまりグラビアDVDで馬は出てこないと思いますし、私自身も乗馬経験がなく。それに沖縄に到着してすぐに『今から馬に乗れよ』みたいな感じのノリで始まって。突然すぎてドキドキしながら撮影しました。でも、他とは違って面白いかなって感じはします」。
「最後が私のリクエストなんですけど、メカニックのようなつなぎを着ています。で、脱ぐとチューブトップの水着になります」。
もちろんセクシーなシーンも収録。「赤の水着は、割としっとりした感じですね。あと最後に白いウエディングっぽい衣装を着ているのですが、これは卒業ということも含めて選んでくださったのかなと思います」と語った。
自己採点で98点という本作。「もちろん100点の出来なんです。でも、ラスト作品と言ったら多くの人から『やめないで』の声を頂いて。ですから、名残惜しさの2点減点の98点にしました」と、本人の耳にもグラビア卒業を惜しむ声が届いていることを明かした。
33歳になって「自分的にも区切り」
グラビアを卒業する理由について「33歳になって、ゾロ目ですし、自分的にも区切りとしてはいいかなと思いました。そして、いったん卒業して、新しいことにチャレンジしたいと思いました。時代もどんどん変わっていって、私が芸能に夢を見て始めた時とは状況も変わっていると思います。続ける大切さもありますけど、私はどちらかというと新しい刺激を求めていく性格なので、ここでいったん卒業しようかなと思いました」と説明した。
レースクイーン時代を含め、グラビア活動で印象に残っているのは2018年のレースクイーン大賞で5冠を達成したことと、グラビアデビューした際、週刊誌から“史上最高にかわいいRQ”のキャッチコピーを付けられたことだと言い、「そういうふうに皆さんから愛称で呼んでいただけたことが、何よりうれしいですし思い出です」と振り返った。
今後の活動については未定としながらも、「もともと私は、誰か一人でも多くの人にきっかけを与えられる人になれたらと思っています。レースクイーンもグラビアもそうです。これは本当に変わりなく、今後もなんでもいいので、その人にとって何かのきっかけづくりに役立てればと思います」と語り、「グラビア卒業して結婚?」の質問には「いえいえ、その予定はありません」と、きっぱりと否定した。
◆取材・文=栗原祥光