染谷将太の芝居に「圧巻」と称賛集まる 過去のトラウマが明らかになる新人刑事役<風間公親-教場0->

2023/06/06 11:04 配信

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風間道場に5人目の新人刑事・中込(染谷将太)が登場(C)フジテレビ

木村拓哉が主演を務める“月9ドラマ”「風間公親-教場0-」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系) の第9話が6月5日に放送。風間道場に送り込まれた5人目の新人刑事・中込に扮(ふん)する染谷将太が見事な演技力を発揮した。(以下、ネタバレを含みます)

5人目の新人刑事・中込が登場


同作は、長岡弘樹の小説を原作に、2020年と2021年に新春SPドラマとして放送された「教場」「教場Ⅱ」の前日譚。風間公親(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。風間がなぜ冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになる。

風間とバディを組んで実際の殺人事件の捜査を通してスキルを学ぶ“風間道場”に送り込まれる新人刑事を、赤楚衛二新垣結衣北村匠海白石麻衣染谷将太が演じる。また、神奈川県警捜査一課の事務員・伊上幸葉を堀田真由、捜査一課の刑事・谷本進一を濱田崇裕(ジャニーズWEST)、同じく刑事・尾山柔を結木滉星、神奈川県警本部捜査一課調整官・眞堂丈史を小林薫、通称・風間道場を考案した神奈川県警警察学校の学校長・四方田秀雄を小日向文世が扮(ふん)する。

第9話は、風間と遠野(北村)が刺された事件の専従捜査チームに、風間への恩返しをしたいと隼田(新垣)が参加して進む中、風間道場には5人目の新人刑事・中込兼児(染谷)がやって来た。所轄署での素行の悪さで風間道場への異動を命じられた中込は、鉄道線の上を通る歩道橋で男性が刺殺された事件に挑んだ。

問題児の中込が抱える闇が明らかに


風間道場への異動を告げられると舌打ち、現場に臨場してすぐにタバコを吸い始める、先輩の谷本や尾山に悪態をつく…、さっそく問題児であることが露呈していくが、風間に指導を受けながら事件を解決した。

その合間に、中込のプライベートの部分が映し出された。自宅の本棚に並んでいたのは刑事、推理ものの小説やDVD。これにより、問題児ではあるものの、刑事への憧れがあるのだと想像できた。

一方で、母・ふき(余貴美子)は認知症を患っており、妻の明子(大西礼芳)はその介護で疲弊していた。家庭の問題によるストレスを抱えていたのだ。

ただ、中込が抱える問題は、それだけではなかった。事件解決後、「君には刑事として大きな欠点がある」と話し始めた風間によって明かされたのは、幼少時に誘拐事件に巻き込まれていたことだった。