そんな菅田将暉演じる整がスクリーンに帰ってくる。映画「ミステリと言う勿れ」で描かれるのは、原作ファンからも人気が高い通称 “広島編”。展覧会を見るため広島を訪れた整が、遺産争いが代々絶えない一族・狩集家の相続事件に巻き込まれていくストーリーだ。
狩集家遺産相続者は4人。整に「バイトしませんか」と声をかけ、実家の相続問題に巻き込むヒロインの狩集汐路を原菜乃華、メガネをかけたインテリな臨床検査技師の狩集理紀之助を町田啓太、ヤンチャな性格だが根は真面目なサラリーマンの波々壁新音を萩原利久、幸という一人娘がいる専業主婦の赤峰ゆらを柴咲コウが演じる。彼らは全員当主の孫で、いとこ同士である。
さらには、狩集家お付きの弁護士の孫で、汐路の初恋の人である車坂朝晴に松下洸平、汐路の亡くなった両親に遠藤憲一と鈴木保奈美、ゆらの夫・一平に野間口徹、当主のいとこに当たる鯉沼毬子に松坂慶子と、これまた豪華キャストが集結した本作。整は遺産を手にしたい汐路とともに、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題の意味、そして8年前に汐路の両親が他の相続候補者とともに死亡した自動車事故の真相を探っていくこととなる。未だ発表されていない松嶋菜々子の役所も気になるところだ。
この映画の公開を記念し、民放公式テレビ配信サービス「TVer」ではドラマ版「ミステリと言う勿れ」が無料配信中。さらには、菅田をはじめ、豪華キャストがこれまでに出演したフジテレビの名作ドラマも続々配信されている。ぜひそちらもチェックした上で、この週末はスクリーンの久能整に会いに行くべく、映画館を訪れたい。
■文/苫とり子
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