国民的ガールズグループとなったNiziUを生んだ、JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックの日韓合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」。そのシーズン2(以下、S2)が、現在Huluにて独占配信中。第5話では、2つ目の審査、ボーカル・レベルテストの様子に密着。ダンス・レベルテストでは思わぬ苦戦を強いられた参加者たち。今回は果たして何人が合格できるのか…。そんな第5話を考察と共に振り返る。
ダンス・レベルテスト終盤戦
地域予選を通過した20名は、5泊6日の日本合宿期間中に、ダンス、ボーカル、スター性のレベルテスト、そしてチームミッションに臨み、合格の証であるNiziキューブ獲得を目指す。次の関門となる韓国JYPセンターでのトレーニング合宿に参加するには、ダンス、ボーカル、スター性、そして姿勢の4つのNiziキューブを揃えなくてはならない。絶対評価の為、韓国合宿に行ける人数は決まっていない。
ダンス・レベルテストは終盤戦へ。参加者たちの応援を受けて登場したユウヒ(小森優陽)も、JYP練習生の15歳。練習生の中で「愛されマンネ(末っ子)」ポジションだが、練習生歴は3年目だ。ソウルの予選では、スピード感を評価された。彼の選曲もStray Kidsの「My Pace -Japanese ver.-」。褒められたスピード感は今日も健在。迫力のある元気なパフォーマンスに、J.Y. Parkも思わず拍手。「唯一残念なところは、関節を上手く使う方法を知らないから、大きく見えない事」との指摘はあったが、「それ以外は本当に良い」と、キューブを獲得した。
「大きく見せる方法は、体を四等分してそれぞれを手足の一部として認識するべき。腕を伸ばす時は肩から腕だと思って」と、J.Y. Parkは実演しながら有益なアドバイスも与えた。
そして、地域予選の際、同時に2つのオーディションの内、この「ニジプロ2」を選んだショウケイ(渡祥恵。恵は恵の右上に“、”)の合格を最後に、ダンス・レベルテストは終了。審査に参加したスタッフたちとの協議の後、順位発表となった。
緊張の順位発表
Niziキューブを獲得したのは20名中9名。ハイレベルな参加者の中で1位になったのはエイジ。2位はコウヘイ、3位はショーンとなった。そして、追加でキューブが貰える参加者の発表になり、一気に緊張感が高まる。まず、10位でユウが獲得。諦め気味だった彼は名前を呼ばれて喜びが溢れた。そして、タイチ(東京)、ユウキ、タイガ、そして最後にリオ(高橋理央、北海道予選から進出)が獲得。まさか自分が選ばれると思っていなかった彼は、驚くと同時に喜びもひとしおだった。
「今日の結果は全部忘れて、気持ちを切り替えて、次のレベルテストの準備をしてください」と伝えてJ.Y. Parkが去った後、15位でキューブが貰えなかったJYP練習生のタイチ(稲垣太地/神奈川)は「もっとやれたのでは…」と後悔。他の貰えなかった参加者も同様に、自分のパフォーマンスに悔しさが残った。
ソニー・ミュージックレーベルズ
発売日: 2023/07/19