鈴木亮平が主演を務める日曜劇場「下剋上球児」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※初回は夜9:00-10:19)が10月15日にスタートした。同作は、高校野球を通じて現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。第1話「弱小野球部が甲子園を目指す3年間の軌跡と裏に隠された秘密」では、横浜から赴任してきた一人の教師・山住(黒木華)によって、野球をやっていたことをひた隠しにしてきた南雲(鈴木)の気持ちが少しずつ動いていく様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
作品を手掛けるスタッフ陣は、「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(2022年)、「最愛」(2021年)、「MIU404」(2020年、全てTBS系)をはじめ、数々のドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督。2人のタッグによる、初の日曜劇場枠での作品となる。脚本はこれまでも2人の作品を数多く手掛けてきた奥寺佐渡子氏が担当している。
廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司を演じる鈴木は「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」以来、約2年ぶりに日曜劇場へ出演。そして、南雲が教える三重県越山高校に赴任してきた野球好きな山住香南子を黒木華が演じる。
また、南雲の妻・南雲美香役で井川遥、地元の産業を支える名家であり先祖代々の大地主・犬塚樹生役で小日向文世が出演。さらに、生瀬勝久、明日海りお、山下美月(乃木坂46)、きょん(コットン)、松平健、小泉孝太郎らが出演する。
南雲は大学まで野球一筋だったが、ケガをきっかけに引退。大学を中退した後はスポーツトレーナーとして働いていた。しかし、教師になる夢を捨てきれずに32歳で大学に再入学し、教師になったという経歴の持ち主。
2016年、赴任して3年目。生徒や保護者からの人望も厚い南雲は、定年退職が近づき後任の監督を探している野球部の顧問・監督の横田(生瀬)らから、次年度から野球部の顧問兼監督に打診されていた。野球部は1名を除いてやる気のない幽霊部員ばかり。南雲は家族との時間を大切にしたいと思い、その話を頑なに拒み続けていた。そんな中、家庭科担当の教師・山住が越山高校に赴任してきた。以前は横浜の野球強豪校に在籍し、子どもの頃から高校野球が大好きな彼女は、野球部を強くしたいという気持ちが満ちあふれている。
さらに地元の有力者・犬塚樹生(小日向)の孫で名門クラブのエースだった翔(中沢元紀)が入学したことで、専用グラウンドが作られることになるなど、環境はかなり改善されていく。拒み続けた南雲もなし崩し的に野球部を手伝い始めるが、やがて、眠っていた野球への熱が再び燃え上がることに。
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