「3年を一区切りに同居しながら自宅介護を手伝ってほしい」と、ゆりあから提案されたみちるはとても驚いていた。その一方で、みちるは、どこかうれしそうにその提案を受け入れ、みちるとその子どもたちは伊沢家に住むことになる。
どうしてもみちるを受け入れられない稟久が、敵対心をあらわにする。稟久にみのんの父親は誰かと聞かれたみちるは、答えたくないと返す。
さらに、初めて会ったあなたになぜ話さなければならないのかと問い、続けて、あなたもただの愛人ではないのかと、笑顔で現実を突き付けるみちる。
本来であれば、失礼な態度を取る稟久に感情的になってもおかしくない。でも、みちるはただ冷静に稟久をあおり、いつもの笑顔も崩さなかった。そこに、みちるの人としての強さを感じた。
みちるはかわいい。しかし、怪しい行動も多かった。稟久と激しいトークバトルを繰り広げた後、2階に上がり、にんまりと笑顔を浮かべたみちる。その笑顔に、何か裏があるのではないかと思ってしまった人もいただろう。
また、みちるは同居を拒否する稟久を挑発するように、吾良のことは心配しないでと告げる。けげんな顔をする稟久に、自分には、“好きな人”がいるので安心してほしいとほほ笑み、稟久をイライラさせた。
みちるは稟久をあおったり、わざとイラつかせることが多いが、ゆりあには一切そういったことをしたことがない。その理由を考えても分からないが、ただ一つ確かなことは、みちるにとってゆりあは攻撃すべき対象でないということだった。
伴に刺しゅうを教えるため、伴とファミレスへ出掛けることになったゆりあ。どこか浮かれた様子のゆりあに、最初に気が付いたのは、みちるだった。
みちるは、ティッシュをもらいに、ゆりあの部屋に訪れる。その時、ゆりあがメークに苦戦していると感づいたみちるは、メークを手伝うことを自然に提案。みちるはアイシャドウは色を組み合わせることが多いことやマスカラのだまに塗りにくい方法など、さまざまなテクニックを伝授。
みちるはゆりあを一度もばかにすることなかったし、乙女のような表情を浮かべるゆりあとともにウキウキしていた。これまで怪しさ満載だったみちるが、ゆりあの恋心を後押しするような姿に、X(旧Twitter)では、「あなたが天使でしたか」「みちるしか勝たん」「私も教わりたい」「かわいい」というコメントが寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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