鈴木亮平“南雲”に監督として戻ってきてほしいという強い思いで、野球部員が一丸となってつかんだ大きな1勝<下剋上球児>

2023/11/20 18:47 配信

ドラマ レビュー

妻・美香(井川遥)とスタンド席から試合を見守る南雲(鈴木亮平)(C)TBSスパークル/TBS 撮影:Len

鈴木亮平が主演を務める日曜劇場「下剋上球児」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第6話が11月19日に放送された。同ドラマは高校野球を通じて現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。第6話「先生と仲間のために悲願の初勝利を…!」は、南雲(鈴木)が越山高校を去って1年、監督として野球部に呼び戻すために野球部員たちが1勝をつかみ取るために奮闘した。(以下、ネタバレを含みます)

新井順子P×塚原あゆ子監督が手掛ける初の日曜劇場作品


作品を手掛けるスタッフ陣は、「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(2022年)、「最愛」(2021年)、「MIU404」(2020年、全てTBS系)をはじめ、数々のドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督。2人のタッグによる、初の日曜劇場枠での作品となる。脚本はこれまでも2人の作品を数多く手掛けてきた奥寺佐渡子氏が担当している。

鈴木亮平演じる主人公・南雲に関わる登場人物を黒木華、井川遥らが演じる


廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司を演じる鈴木は「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」以来、約2年ぶりに日曜劇場へ出演。そして、南雲が教える三重県越山高校に赴任してきた野球好きな山住香南子を黒木華が演じる。

また、南雲の妻・南雲美香役で井川遥、地元の産業を支える名家であり先祖代々の大地主・犬塚樹生役で小日向文世が出演。さらに、生瀬勝久明日海りお山下美月(乃木坂46)、きょん(コットン)、松平健小泉孝太郎らが出演する。

なかなか監督が見つからず、山住が監督を志願した


教員免許を持たずに教師をしていた南雲が警察に出頭し自首。学校関係者や周囲の人たちは南雲を非難したり、まさに手のひら返しの様相だったが、部員たちは違った。楡(生田俊平)の提案で嘆願書を提出したり、南雲に戻ってきてほしいという気持ちは消えなかった。

南雲の事件が検察に送致されてからおよそ1年が経ち、結果は不起訴となった。とはいえ、もちろん学校に戻れるわけではなく、就職すらままならないほど、南雲の事件は広く知られていた。

そして、夏の予選の時季となった。なかなか監督が見つからず、山住はみずから監督を志願。野球経験者ではないが、熱意は他の誰にも負けていない。

関連番組