鈴木亮平“南雲”、強豪校・星葉高校に勝つために苦渋の決断を迫られる<下剋上球児>

2023/12/04 11:11 配信

ドラマ レビュー

強豪・星葉高校戦に向けて、苦渋の決断を強いられる南雲(鈴木亮平)。そして山住(黒木華)はフォローを(C)TBSスパークル/TBS 撮影:ENO

鈴木亮平が主演を務める日曜劇場「下剋上球児」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第8話「まだ終わらせられない!仲間と誓う最後の夏」が12月3日に放送された。同ドラマは高校野球を通じて現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。南雲(鈴木)が監督に復帰し、越山高校野球部は県大会ベスト8まで進出。そして準々決勝も勝ち上がり、強豪校・星葉高校との対戦へ。(以下、ネタバレを含みます)

新井順子P×塚原あゆ子監督が手掛ける初の日曜劇場作品


作品を手掛けるスタッフ陣は、「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(2022年)、「最愛」(2021年)、「MIU404」(2020年、全てTBS系)をはじめ、数々のドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督。2人のタッグによる、初の日曜劇場枠での作品となる。脚本はこれまでも2人の作品を数多く手掛けてきた奥寺佐渡子氏が担当している。

鈴木亮平演じる主人公・南雲に関わる登場人物を黒木華、井川遥らが演じる


廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司を演じる鈴木は「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」以来、約2年ぶりに日曜劇場へ出演。そして、南雲が教える三重県越山高校に赴任してきた野球好きな山住香南子を黒木華が演じる。

また、南雲の妻・南雲美香役で井川遥、地元の産業を支える名家であり先祖代々の大地主・犬塚樹生役で小日向文世が出演。さらに、生瀬勝久明日海りお山下美月(乃木坂46)、きょん(コットン)、松平健小泉孝太郎らが出演している。

準決勝の相手は強豪・星葉高校に決定


多くの試合経験を積み、2018年夏の高校野球三重県大会に臨んだ越山高校野球部。その経験は自信となりベスト8に進出。主将・椿谷(伊藤あさひ)の「日本一の下剋上を目指します」という勇ましい言葉もテレビのニュースに流れ、チームのムードもいい感じに。

しかし、準々決勝の香良洲高校との試合では、相手をなめてかかるという悪い部分が出ていた。“銚子に乗る”のは越山の良いところだが、悪いところでもある。初回から出塁してチャンスを作るが無得点。その後も同じように出塁するが、ベンチからのサインを見落としたりして、あと一本が出ずに7回まで無得点。エースの犬塚翔(中沢元紀)が好調なところだけが救いだったが、ストレスの溜まる試合展開に。

南雲が「あと2回しかない」と言って気合を入れ、確実に1点を取りにいく作戦で先制すると、そのまま逃げ切ることができた。内容では越山が優勢に進めていたが、慢心がたたり、ようやく勝てたという結果に終わった。

準決勝の相手は、準々決勝を5回コールド勝ちで突破した強豪・星葉高校。南雲の師である賀門(松平健)が監督を務めている甲子園出場の常連校。甲子園という目標を達成するために越えなければいけない最も高い壁である。

ここで南雲は苦渋の決断を迫られることになった。

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