杉咲花主演ドラマに若葉竜也、井浦新の出演が決定 主人公を助け導く脳外科医役<アンメット ある脳外科医の日記>

2024/02/28 07:00 配信

ドラマ 速報

「アンメット ある脳外科医の日記」に出演する(左から)若葉竜也、杉咲花、井浦新(C)カンテレ

杉咲花が主演を務める4月スタートのドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜夜10:00-10:54、カンテレ・フジテレビ系)の新キャストとして、若葉竜也井浦新の出演が決定した。

“記憶障害の脳外科医”の再生の物語


本作は、講談社「モーニング」で連載中の同名漫画が原作。“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。

ある事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医・川内ミヤビ(杉咲)は、過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまう。誰と何を話し、何に喜び、何に悲しんだのか―。寝て、翌朝起きたら、すべてがリセットされてしまうのだ。彼女にいま許されているのは、看護師の補助的な仕事だけ。医療行為は一切できない。

しかし、「私には今日しかない。今日できることを精一杯やろう」と決意したミヤビは、自分の毎日を詳細に日記に綴っていく。毎朝5時に起き、それらをすべて読み返し、記憶を補う。彼女は常にそうやって、新しい1日を始めていた。「私はまだ医者なのだろうか」という葛藤にはフタをして。

そんなミヤビの前に、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉)が現れる。三瓶は、ミヤビの記憶障害を知った上で、こう言い放つ。「ただでさえ人手が足りないんだから、できることはやってもらわないと」。こうしてミヤビはもう一度、脳外科医のとしての道を歩むことに。そして、そんなミヤビを、主治医である大迫紘一(井浦)も応援。周囲の心配や反対を受けながらも、ミヤビは脳外科医として、新たな一歩を踏み出していく。だが、やがて、ミヤビの“消えた2年間の記憶”の中に隠された謎が明らかに。取り出せなくなっているミヤビの記憶の中にある大きな秘密…そして、彼女の“本当の思い”とは。

若葉と井浦がミヤビを助け導く2人の医師役に


若葉が演じるのは、アメリカの大学病院から、ミヤビが働く丘陵セントラル病院に赴任してきた、脳外科医・三瓶友治(さんぺい・ともはる)。医師として優秀だがマイペースで変わり者の三瓶は、ミヤビが医師の仕事をやらないことが純粋に疑問な様子。「人手が足りないから」と手伝わせようとして周囲の反発を食らう。何を考えているか分からない、謎だらけの男だがその言動には説得力があり、ミヤビは戸惑いながらも患者と向き合っていくことになる。

役柄によって、醸し出す雰囲気が一変。それでいて、その佇まいは常に自然体。幅広い演技力が高い評価を得た若葉は、いまや業界で最も注目されている実力派俳優の一人。今年3月には、主演映画「ペナルティループ」の公開も控え、映画界で圧倒的な存在感を放つ彼が、この度満を持して地上波民放連ドラに本格参戦を果たす。主演を務める杉咲とは、連続テレビ小説「おちょやん」(2020-2021年NHK総合)、映画「市子」(2023年)などで共演しており、すでに信頼関係が構築されている。

井浦が演じるのは、関東医大病院 脳外科教授・大迫紘一(おおさこ・こういち)。脳外科の権威でありながらそれを感じさせない柔和な人柄で人望も厚い。ミヤビとは古くからの知り合いで、ミヤビが脳外科医を目指すきっかけとなった、目標であり恩人。今は主治医としてミヤビが働きやすいよう陰に日向に、力になってくれていて、ミヤビの脳外科医復帰にも「そろそろと思っていた」と背中を押す。趣味は観葉植物の収集。教授室には緑があふれ、いつも目を細めて愛でている。

井浦は、俳優として幅広く活動するほか、アパレルブランドのディレクター、サステナブルコスメブランドのファウンダーも務めるなどマルチに活躍。1月期の連続ドラマでは、「おっさんずラブ-リターンズ-」(テレビ朝日系)のほか、NHK大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)で藤原道隆を好演中と、出演作品が途切れることがない。社会派作品からコメディーまで、どんなジャンルでも存在感を発揮。冴えない中年男にもイケおじにも自在に変われる確かな演技力で、映画・ドラマにおいて欠かせない存在だ。