物語の節目を迎える第23話「愛の兜(かぶと)」では、兼続の幼少期・与六(加藤清史郎)と、景勝の幼少期・喜平治(溝口琢矢)が再登場したり、彼自身の信念である“愛”の一文字を掲げた通称“愛の兜”の源泉が描かれる。
羽柴秀吉(笹野高史)の挑発に乗った景勝は自ら京都行きを宣言するが、石田三成(小栗旬)から上洛を求めるよう言われ、徐々に不安を募らせていく。そして“秀吉との約束を破るわけにはいかない…”と悩んだ兼続は、幼少期に景勝と過ごした故郷・上田庄を尋ねることに。
かつての修業寺へ行くと、景勝は兼続から掛けられた「わしがついておる」という言葉を思い出し、自信を取り戻す。また兼続は“越後の民を愛する思いが、自らの力の源”と考え、「愛」の文字を兜の前立てに掲げるのだった――。
兼続を象徴するアイテムの一つとも言える“愛の兜”。ファンもこの兜がいつ登場するのかと楽しみにしていたが、第23話で故郷を訪ね、自分の“義”にふさわしい言葉を見つけた兼続は、ついに“愛の兜”をお披露目するに至った。
また、この兜のお披露目には、兼続の妻・お船(常盤貴子)による「友、夫婦、親子を思う心も、すべて愛から始まる」という助言も大きく、「天地人」全話を通しての名シーンの一つとなっている。
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