コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ガンガンONLINEのアプリ版で連載中の、あとろさんが描く『校内恋愛したらクビ♡』をピックアップ。
あとろさんが2024年12月5日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2.2万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、あとろさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
校内恋愛禁止の学校に、新任のイケメン養護教諭が登場
ある日、高校教師・伊万里 柊夜(いまり しゅうや)は、職員会議にて「校内恋愛禁止」が決定し、さらに違反者は退学、教師の場合はクビとなることを知らされる。
そんな時、新任のイケメン養護教諭・四海(よつうみ)が職員室に入ってくる。女性教師たちは“急なイケメン教師”の登場に色めき立つが、伊万里は生徒に示しがつかないと机を強く叩き、場を正そうとする。四海は伊万里の手に触れ、優しくたしなめるが、伊万里はその手をどけようとし誤って壁に手をぶつけてしまう。そんな伊万里を四海は半ば無理やり保健室に連れて行くのだった。
打撲の処置を保健室でしてもらった伊万里は、四海にもう少し眉間のしわを緩めてほしい、と言われる。話しているうちに調子がくるってしまった伊万里は、急いで保健室から逃げ出す。しかし、追いかけてくる四海に校舎の裏で捕まる。そして彼は伊万里が母校で教育実習している時に生徒であった、元暴走族トップの四海 莉央(よつうみ りお)であることがわかる。
伊万里が自分のことを覚えていることに感動した四海は、勢いで伊万里に好きだと告白する。「校内恋愛禁止」を破って僕のもになってください、と言う四海に伊万里は動揺を隠せないのであった…。
作品を読んだ読者からは、「絵もストーリーもキャラ設定も大好き」「天才的な漫画を発見」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・あとろさん「漫画を描き続けていくことが今の一番の目標」
――『校内恋愛したらクビ♡』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
前回の連載が終わる前から、次またBLを描くなら黒髪眼鏡のお堅いキャラを描きたいとはずっと思っていたので、それが理由でこの作品を作り始めました。眼鏡キャラが振り回されるシチュエーションが好きなのでそれに合わせて四海が誕生しました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
四海の話になるのですが、ヤンデレ好きじゃない人でも共感して読んでもらえるようなキャラクターにしたいという気持ちが強いです。私が今までヤンデレキャラに触れてこなかったので、ヤンデレの魅力と引き出し方についてずっと向き合っています。向き合いすぎて今まであまりやったことのないストーリー構成になっているので、読者さんに面白いと思ってもらえるのか分からず怯えてます笑
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
今出ている範囲だと1話の「校内恋愛禁止なんて規則破って僕のモノになってください伊万里先生」の後に伊万里が怖がって四海を地面に叩きつけてる所が気に入ってます。
実は「伊万里は四海より強い」という設定です。それが分かるシーンなので、個人的にかなり高ポイントです。また、迫られても力で押し返せるのはBLならではのシーンだと思います。
――普段漫画を描かれる際、どういったところからストーリーやキャラクターの着想を得られることが多いですか?
友人の力がかなり大きいです。私は友人に自分の漫画の話をするタイプなのですが、その時に友人が何気なく言ったことをそのまま書いたりすることは結構多いです。
「恋クビ」に関しては四海の思考回路の参考にさせてもらっている友人も居ます。
いつも周りに助けられているなと思いますし、今、友人達がいなくなったら滅茶苦茶困ると思います。
――あとろさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
漫画を描き続けていくことが今の一番の目標です。
なので運動して体力作りした方が良いとな~と常々思っています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも応援してくださりありがとうございます。
手に取っていただいて読んでいただけるだけでとても嬉しいです。
面白いと思ってもらいたいという気持ちをモチベーションに漫画を描いているので、その気持ちを届けられるようにまだまだ頑張ります。
■作者X(旧Twitter):あとろ[@atro_1230]
■作者pixiv:あとろ[@atro_1230]
▼pixivコミックで連載中のあとろさんの作品『イケメン様でも青春したい!』を読む▼
『イケメン様でも青春したい!』