――出演された感想は?
脚本を読んだ時点で、映画のようなスケール感があって面白いストーリー展開だなと思いました。
実際現場に入ると、カメラマンは映画を撮られている方だし、ロケ場所も本格的で、毎日集中して撮影に臨むことができました。
ストーリーの中にダイナミズムというか、うねりが見える脚本だと思いました。それでいてコメディーで、見た人をちゃんと笑わせて爽快な気持ちにさせる。
最近のドラマではあまりない感覚で、非常に楽しくやらせてもらいました。
――脚本を読んだ感想は?
オリジナルでこれだけ“ハネた”タッチのドラマは秀逸で、練りに練られた脚本だと思いましたね。
(脚本に)テンポ感があるので、変にアドリブを入れるよりは、台本が持っているテンポ感をどう生かすのか、ストーリーに身をまかせて演じました。
僕らの世代では、「ゴッドファーザー」は好きな映画ナンバーワンと言ってもいいくらいの映画です。それをコメディーでやれるということで、待ちに待ってたという感じでしたね!
シリアスなシーンと、“飛べる”シーンの落差が作るテンポ感を、脚本家とプロデューサーが練りに練った脚本で、僕たちはそこで大きく遊ばせてもらっているようです。
――「赤星栄介」というキャラクターに対する印象は?
「ゴッドファーザー」と言えば、マーロン・ブランドやロバート・デ・ニーロのようなイメージなど、いろいろ考えたんですが、実際やってみたら赤星だった(笑)。
最初にオファーをいただいた時に、「オーシャンズ11」のアンディ・ガルシアのようなイメージと聞いて、見直したんですけど、髪形はオールバックだなとか、スーツはスリーピースだなとか、パーツをスタッフと作っていくうちに、危険な香りのする“金と欲望の男”が出来上がってきたんです。
「誰も信じないから、ここまで来た」というセリフが妙に気持ちよくてね。この男の生き様みたいなものがそこに出ています。
――楽しみにされているファンの方へのメッセージをお願いします。
東出くんも難しいキャラクターに挑戦していますし、小日向さんもパワーアップしていて、(長澤を加えた)3人がアニメのようで、実在してるようにも見える。
娯楽性が高く、一方でシリアスな部分もありますので、幅広い人が楽しめる。何にも頼っていないフジテレビの底力が出てきたような作品です。
フジテレビの持っている王道のパワーに期待する人もたくさんいると思いますし、そこを裏切らない面白い作品になっています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)