一話完結のストーリーで、各話豪華ゲストが詐欺のターゲットとして登場し、毎回異なる業界を舞台に欲にまみれた悪徳大富豪を相手に、詐欺計画を繰り広げていく。
記念すべき初回放送では、江口洋介がゲスト出演。公益財団の会長でありながら、裏では“経済ヤクザ”として暗躍する“日本のゴッドファーザー”・赤星を演じ、ダー子たちの詐欺のターゲットとして登場する。
「一言で言うと『こんな江口洋介見たことない!』。とにかく金に強欲な男で、その強欲さがラストで一気に噴火して、狂ってしまうわけですよ。
金を奪う手口も楽しみにしていただきたいですが、ラストの狂気っぷりは今まで江口さんのお芝居の中で見たことがないです」
「江口さんは、映画『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランドを意識されていると思います。(マーロン・ブランドが演じた)コルレオーネの仕草や衣装、髪形など、役作りの上で参考にされていて、まさに日本のゴッドファーザーです。
自分以外は誰も人を信じられずに、1人で生きてきた男のラストの変貌ぶりに、僕は怖さすら感じました」
これまでの連続ドラマの概念を覆すほどのスケールで描かれる本作。一方で、ドラマを作り上げるためには、その分だけ苦労もあったという。
「フィリピン・マニラが舞台のシーンでは、制作部が川沿いの釣り宿のデッキを見つけて、国旗やフィリピンのエキストラさんを用意しながら現地の雰囲気を出しました。
空港でのシーンも、外国人のエキストラさんやポスターを駆使して表現しました。セットへの苦労は大きかったですね」
「各話で違う業種を扱うので、それだけ業種・業態の専門的な知識や小道具が必要になってくるんです。美術品や衣装など、それぞれの取材や調べ物が異なるので、ロケハンも含めて大変でしたね」
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