絵を描くこととの出会い
――「プレバト!!」水彩画で現在最高位のしずちゃんは絵本も出版されていますが、絵の勉強をされたことはあるんですか?
独学ですね。子どもの頃から落書きみたいな感じで絵を描くのが好きで、小学校の時はセロハンテープとか文房具とか身近なモノをデッサンのように鉛筆で描いていました。
そこから「AKIRA」という漫画を模写して、めっちゃ細かいところを描いたり、結構エグい描写を描いていたりして。好きなものを模写するのが好きで、見たままのものを描いてました。
――見たままを描くということが、今の水彩画の風景を描くことにも生きているんですかね。
そうかもしれないですね。ホントは独創的なものも描きたいんですけど、どっちかというと見たままを描くのが得意なのかもしれない。
――それだけ絵がお好きで、これだけ才能があったら、美術系の学校に行く道もあったんじゃないですか?
そうなんですよ。今思えば行っておけば良かったって思うんですけど。スポーツも好きで、部活も陸上とサッカーとスポーツ系ばかり選んでましたね。
――では、この番組で美術の才能を再確認することになったんじゃないですか。
そうですね。でも難しいです。すっごい神経使うからめちゃめちゃ疲れるんですよ。
――水彩画は本格的に描くのは初めてですか?
小学校の図工で描いたのと、漫画チックな感じの絵を描くときに水彩絵の具を使ったことはあります。
私はこってり描くクセがあって。でも、野村先生の絵を見てると、にじませたり、筆に含ませる水と絵の具との割合とか、そういうところが大事なんだなと思うんですが、そこが難しくて。
どうしても濃くなりがちで、水彩画らしくないなと。絵本はアクリル絵の具で描いてるんですけど、たぶんそっちの方が性格的には向いているのかなと思いますね。