去年の夏は、私にとって奇跡のような夏でした。大切な思い出過ぎて、鍵をかけて奥の奥にしまっていたのですが、またそれを引っ張り出してくる時が来たみたい。すごくドキドキしています。ソワソワもしています。心臓出そう。
大好きな初くんやママパパ、家族のみんなにまた会えるのが、とにかく楽しみ。カホコファミリーみんなで、“すっばらしい”スペシャルドラマ目指して一生懸命頑張りますので、お楽しみに! いざ!
去年の夏、悩みながら、もがきながら多くのことを勉強させていただき、自分自身の成長を少しですが感じることができた作品が、この「過保護のカホコ」でした。1年たった今、またその麦野初として帰ってこられることを心からうれしく思います。
初が一家のあるじとしてカホコとどんな結婚生活を送っているのか、そしてカホコのパパやママたちはどうしているのか。僕自身、撮影がすごく楽しみです。
僕の大学4年生の一人娘と、妻の関係をヒントに企画したこの作品ですが、カホコを演じた高畑さんの“すっばらしい!”演技と、今や若手ナンバーワン俳優に成長した竹内涼真くん演じる初のカホコへの献身や言動が話題になり、本当に多くの方の支持を得ました。そして、「続編を!」という熱烈な声にやっと応えられることになりました。
何よりもうれしいのは、脚本の遊川(和彦)さんによって、もう一度カホコに命が吹き込まれ、カホコファミリーのその後の姿を、視聴者の方にお見せできることです。
カホコは「愛の力で初の夢を実現したい」と思い、初は「カホコの愛に応えるために夢を諦めよう」とします。お互いを思い合うベクトルは一緒なのに、気持ちはすれ違っていきます。O・ヘンリーの「賢者の贈り物」みたいに…。
僕はこの台本が完成した時に、「なんて読後感がいいんだ…」と感激しました。このドラマを見た方も、きっと人に優しくなれる、大切な人の手を握りしめたくなると思います。
わが家のカホコも、ドラマの主人公同様、今年の4月に社会人になりました。今日も元気に職場に向かいました。ただ、ついつい車で送ってしまいましたが…。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)