企画・プロデュースは「ラストエンペラー」(1988年)でアカデミー賞作品賞ほか9部門で受賞した世界的プロデューサー、ジェレミー・トーマスと「おくりびと」(2008年)でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した中沢敏明。
本格時代劇「十三人の刺客」(2010年)を手掛けたコンビだ。
メガホンを取ったのは、ジェレミー・トーマスによって抜てきされた「キャンディマン」(1992年)、「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」(2014年)で知られるバーナード・ローズ監督。
製作陣には、アカデミー受賞歴を持つそうそうたる面々が集結した。
音楽を担当するのは「めぐりあう時間たち」(2003年)などで3度、アカデミー賞作曲賞ノミネートの経験を持つフィリップ・グラス。
衣装デザインは「乱」(1985年)でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したワダエミなど、世界の第一線で活躍するスタッフが名を連ねたビッグプロジェクトが誕生した。
また、解禁された特報映像では「行きはマラソン、帰りは戦」というキャッチコピーの通り、それぞれの思いを胸に走る侍の姿や迫力の剣術アクションなどスポーツ、アクション、ドラマの要素が盛り込まれた、全く新しい幕末エンタテインメントの片りんを確認することができる。
「キャンディマン」や「不滅の恋 ベートーヴェン」(1995年)などで知られるバーナード・ローズを監督に迎え、中沢敏明プロデューサーと再びタッグを組み、サムライがマラソンに挑んだという、独創的でインパクトある史実を題材にした物語を映画化しました。
衣装デザインのワダエミ、音楽のフィリップ・グラスなど最高のスタッフと、ファンタスティックなキャストが集結し、強烈な映画体験を創り上げました。
日本はもちろんのこと、世界中の観客に楽しんでもらえる革新的なサムライ映画になりました。
サイレント映画を撮るように、俳優のフィジカルな身体的表現力と映像の力を最大限に生かした作品作りをしたことで、映像で物語る、映画本来のアプローチによる力強い作品になりました。
今まで多くの俳優と仕事をしてきましたが、佐藤健さんのように、抜群の身体能力と繊細な表現力を兼ね備えた俳優は初めてでした。
また、雪姫を演じた小松菜奈さんは、難しい役でしたが、上品かつ力強い印象的な女性を演じ切ってくれました。
森山未來さん、染谷将太さん、青木崇高さん、竹中直人さん、豊川悦司さん、長谷川博己さんら、出演頂いた俳優は皆、素晴らしいポテンシャルをこの映画の中で発揮して頂き、才能溢れるスタッフに参加して頂けたことも、とても幸運でした。
私にとって心から誇れる映画となり、間もなく皆さまにご覧頂けることを感慨深く思っています。
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