ことし5月にクランクインを迎えた勘九郎だが、「苦労している点がそんなにないんです」と言い、鈴木に「何が1番大変でしたか?」と質問。すると、鈴木は「1年以上にわたって世間から隔絶された状態になるので、世の中のことが分からなくなることですかね。ことしはワールドカップがありましたが、1試合も見られなくて、どこの国が優勝したのか思い出せないですし…そういう寂しさはあるかもしれないです」と答えた。
しかし、勘九郎は「僕もワールドカップ中に撮影してましたが…ガンガン試合見てました…もっとストイックになれるよう反省します…(笑)」とポツリ。さらに阿部が「僕もガンガン見てましたけど、優勝国は覚えてないです(笑)。そういうもんですよ!」と重ね、会場の笑いを誘った。
「いだてん」の物語後半の主人公を演じる阿部は、今後の撮影への向き合い方を鈴木に相談すると「僕の場合は、自分が最初にお芝居を始めた母校に帰って、そこでせりふを覚えたりして初心に返っていました。そうすると、やる気が湧いてくるんです」とアドバイスを。
その言葉を聞いた阿部が「僕の家の近くに、所属している『大人計画』っていう劇団の事務所があるので、そこに行けばいいんですかね?」と鈴木の顔を伺うと、鈴木に「いや、今もいらっしゃるんですよね?」と一蹴されていた。
そんな、終始にこやかな雰囲気だった同イベントだが、3人はそれぞれの作品への想いを熱弁。最後は阿部が、「僕はこれからの撮影なんですけど、勘九郎さんと鈴木さんの芝居に対する熱い気持ちを受け継いでいけたらいいなと思えてきました(笑)。今日はいい機会をいただきまして、ありがとうございました」と締めくくった。
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