読書好き俳優・佐伯大地、ASMRで朗読挑戦「物語に愛情を持って向き合いました」
映像化されることを想像して本を読むのが好き
――読書もお好きだと伺いました。
はい。半年前くらいに、本を好きな俳優さんから「本を読んだ方がいいよ」って言ってもらって、それ以来ハマりましたね。僕は、映像化されそうな小説を読むようにしているんです。本が原作になっているドラマや映画ってたくさんあるじゃないですか。
そういう作品って原作をもとにして台本が作られるわけで、つまり台本の原型が本なんですよね。なので、本を読むときはこの役はどういう役者さんがやったら面白いかな? とか、このセリフは台本に盛り込まれるんだろうなとか…、そういったことを考えながら読むのが面白いんです。このセリフめっちゃ言いたい!みたいなものも、もちろんありますしね。
――最近はどんな本を読まれているんですか?
今は有川浩さんの「塩の街」と「海の底」を読んでいます。有川さんは「図書館戦争」をはじめ、映像化されている作品が多い作家さんですし、やっぱり読んでいて面白いですよ。ただ、「海の底」は怪獣が出てくるから、日本で映画化するには予算オーバーかなとか(笑)、「塩の街」も隕石が落ちてくるからどうかな…とか(笑)。そんなことを考えながら読書をするのが、とても楽しいんです。
さえき・だいち=1990年7月19日生まれ、東京都出身。2010年に「キャンパスター★H50withメンズノンノ」オーディションでファイナリストに選ばれ、芸能界デビュー。ドラマ「愛してたって、秘密はある。」(2017)、「崖っぷちホテル!」(2018)、「約束のステージ〜時を駆けるふたりの歌〜」(2019)、ミュージカル「刀剣乱舞」(2015~2018)、映画「アヤメくんののんびり肉食日誌」(2017)などに出演。映画「女の機嫌の直し方」が6月15日(土)、「ダウト 嘘つきオトコは誰?」が今秋公開予定。