「悪魔の手毬唄―」撮影秘話も! 又吉直樹と加藤シゲアキが“日本ミステリーの巨匠”に迫る!!
又吉直樹と加藤シゲアキがMCを務める「タイプライターズ~物書きの世界~」(フジテレビ)が、12月21日(土)にオンエアされる。
今回は横溝正史原作、加藤主演によるスペシャルドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」が12月21日(土)に放送するのを記念して、“日本ミステリーの巨匠”を特集。
日本のミステリー界を代表する作家・西村京太郎、道尾秀介とトークを展開する。
西村京太郎の豪快伝説に迫る!
本番組は、かたや芸人、かたやアイドルながら、共に小説を創作し、作家としての顔を持つ又吉と加藤が、ゲストに同じく作家を招き、その知られざる素顔や執筆の裏側を探求していくという、物書きの、物書きによる、物書きのためのバラエティー。
2人はまず、現役最高齢89歳のミステリー作家・西村京太郎に取材を行うべく、神奈川・湯河原にある西村京太郎記念館へ。
西村は作家生活55年で、これまでに発表した作品は600を超える。その作品数に、「計算が合わないですね」と驚く又吉。
また、現在も毎年12冊ずつ作品を書き上げていることを知り、加藤は「我々はまだ10冊も書いていない」、又吉は「どういうスケジュールでやったらそうなるのかすごく聞きたい」と西村の元へ向かう。
西村京太郎記念館は2001年に開館し、入口にはドラマなどでおなじみの殺人事件の“チョークライン(遺体痕)”や、階段には血痕が残されているなど、遊び心が満載。
殺人事件の現場を再現した鉄道ジオラマや、600点を超える著作といった、西村の作家人生を物語る大切な資料が展示されている中でトークは始まる。
サラリーマンから作家に転身した西村。松本清張の作品を読んで「これなら僕にもできる」と考えたことがきっかけだが、読むのと書くのとでは大違いだと気付くのは後からで、デビュー間もないころは社会派推理小説を書くも、2年間全く売れなかったという。
加藤は「2年間ダメでも、辞めようと思わなかったんですね」と話し、「自分にも書けるって勘違いしたのって、分からなくもない…ちょっと勘違いしないと、入れない世界ですよね」と同調。そんな西村が開拓した、新ジャンル「トラベルミステリー」の誕生秘話に迫る。
また、西村の年間12冊という執筆のペースを聞いた又吉は、「僕が年間に食べる牛丼の回数と同じです、だいたい月1回ぐらいなので」と笑いを誘う。
その又吉が「同時に進行していると、ごっちゃになりそうじゃないですか?」と尋ねると、西村から「よく言われます。ストーリーは絶対に混ざらないが、(登場人物の)名前が混ざっちゃう。間違うといけないので、地方の刑事を全員“三浦さん”にしちゃった」というユーモアあふれるエピソードも。
ここで、加藤が「作品の中で僕らをどうやって殺しますか?」と、数多くのミステリーを手掛けた西村に質問。西村の答えに、又吉と加藤は大爆笑する。
西村流殺しのテクニックの極意に触れ、さらに「年収は7億円!?」「誕生祝いのお返しに1000万円の宝石を贈った!?」といった豪快伝説に迫る2人。西村本人から豪快伝説にまつわる秘話を聞き、「格好良い!」と口をそろえる。