<シンソウ坂上>ラグビー日本代表3選手が登場!福岡堅樹選手は引退宣言の理由を告白
代表を引退し医師の道を目指すと宣言
50メートル5秒8の俊足を世界に見せつけた福岡選手は、「ラグビーワールドカップ2019」終了後のインタビューで15人制ラグビーの代表引退を発表、「東京2020オリンピック」を最後に、幼い頃からの夢だったという医師の道を目指すと宣言し世間を驚かせた。
福岡選手は父が歯科医、祖父も内科医という医者一族に生まれ、自身も偏差値70以上という超進学校に進んだエリート。医師になるための勉強をしながら、大学でもトップレベルのラグビーを続けたかった福岡選手は、2つの夢をかなえるため、筑波大学の医学群を受験するも不合格、人生初とも言える大きな挫折を味わう。
浪人中は、大好きなラグビーもできず、勉強にも身が入らないという状況だったという福岡選手。福岡選手の中で人生の転機となったこの時に、自らの進路に関して下した彼の決断、そして、彼の決断を後押しした父親の言葉とは。まだ27歳で、これからの活躍が期待された彼が引退宣言をした理由が語られる。
堀江選手と亡き父親との絆
スクラムの中心となるフッカーというポジションで、日本代表チームを10年にわたって支え続けるベテランの堀江選手は、「ラグビーワールドカップ2019」開幕前の2019年3月に、父親をがんで亡くしていた。
堀江選手の父親は日本中を飛び回る着物の営業をしており、堀江選手には幼少期に父親と過ごした記憶がほとんどないという。それでも、大学卒業後にラグビーの本場・ニュージーランドへの留学をしたいという希望を伝えると、大反対する母親に対し父親は「自分が決めた道だ、行ってこい」と彼の決断を後押ししてくれたという。この留学経験を生かし、堀江選手は2009年に初めて日本代表に選出される。
順風満帆かと思いきや、この頃、父親がステージ4の大腸がんと診断され、余命数カ月と宣告されてしまう。2009年に余命宣告された父親が10年間生き抜いた奇跡の裏にあった、堀江選手と亡き父親との絆が初めて明かされる。
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