上田麗奈「誰にも観せたくない。だけど、すべての人に観ていただきたい」 湯浅政明監督「日本沈没2020」メインキャスト&場面写真解禁!

2020/03/26 08:00 配信

アニメ

Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」豪華声優陣が決定! (写真左より)上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそま まさき(c) “JAPAN SINKS : 2020” Project Partners


湯浅政明監督が、小松左京のベストセラー小説「日本沈没」の初のアニメ化に挑む「日本沈没2020」。2020年にNetflixで全世界独占配信されることがすでにアナウンスされているが、このたび、メインキャラクターを演じる声優陣が明らかに。さらに、場面写真も解禁された。

2020年、現代の日本が舞台となる本作。これまでの「日本沈没」の映像作品では描かれることの少なかった”ごく普通の家族の物語”を通じて、“今描かれるべき日本沈没”がリアルに迫ってくる内容となっている。

本作の主人公で、オリンピックを目指し陸上競技に打ち込む14歳の少女・武藤歩(あゆむ)を演じるのは、「鬼滅の刃」(2019年、TOKYO MXほか)の栗花落カナヲ役や、「ダーウィンズゲーム」(2020年1~3月、TOKYO MXほか)のシュカ役などで知られる上田麗奈。上田は、「(役が決まったときは)とてもうれしかったのと同時に、ドッと緊張が押し寄せてきました」「とても光栄であり、その分、プレッシャーも…」とコメントを寄せている。

そして、歩の弟で、オンラインゲームで世界とつながる少年・武藤剛(ごう)役には、「ワールドトリガー」(2014~2016年、テレビ朝日系) 空閑遊真役の村中知。元水泳選手で、どんな苦境にも常に前向きな歩と剛の母・武藤マリ役は、「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系) おばあちゃん役の佐々木優子が、たくましくて頭も良く頼れる存在の父・武藤航一郎役は、「名探偵コナン」(日本テレビ系) 遠山銀司郎役のてらそままさきが、それぞれ決定している。

「日本沈没2020」場面カット。4人の家族が向けるまなざしの先にあるものとは――?(c) “JAPAN SINKS : 2020” Project Partners


初解禁となった場面写真は、東京タワーのような塔が折れ曲がり炎に包まれる街や、不安げに遠くを見つめる歩の表情が切り取られ、日本が一変してしまった恐怖と緊張がリアルに伝わってくる一方、4人の家族がこちらに向けるまなざしに、「生き延びる!」という未来への希望が込められているように見えるシーンも。沈みゆく日本で、否応なく究極の選択を突き付けられた人々が対峙する“現実と再生の物語”が、どのように描かれているのか、期待は高まるばかりだ。

【画像を見る】「日本沈没2020」場面カットが初解禁! 東京タワーと思しき塔もへし折れ、街じゅうが炎に包まれる恐ろしい光景がリアルに描かれている(c) “JAPAN SINKS : 2020” Project Partners


小松左京の原作小説「日本沈没」は、1973年に発表され、累計470万部のベストセラーとなり、同年の実写映画化では配給収入28.2億円を記録。2006年には、草なぎ剛、柴咲コウの出演で再映画化され、こちらも興収53.4億円の大ヒットを記録している。

この一大コンテンツ初のアニメ化に挑戦するのが、湯浅政明監督。映画「夜は短し歩けよ乙女」(2017年)、「きみと、波にのれたら」(2019年)などで世界的な評価を受け、現在、テレビアニメ「映像研には手を出すな!」(2020年1~3月、NHK総合)も話題となっている人気監督だ。湯浅監督がNetflixオリジナルアニメシリーズを手掛けるのは、「DEVILMAN crybaby」(2018年)以来2度目。アニメ表現の限界に挑んだ「DEVILMAN crybaby」に続き、ダイナミズムあふれる映像表現で、実写では描くことのできなかった未曽有の天変地異と、それに向き合う人間たちのドラマを紡ぎ出していく。

また音楽は、「DEVILMAN crybaby」も手掛けた牛尾憲輔が担当。制作は、湯浅監督が率いるサイエンスSARUが手掛ける。