東出昌大「江口洋介さんが毎晩僕の部屋に来てくださった」<コンフィデンスマンJP連載>

2020/07/18 11:00 配信

映画

映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が7/23(木)に公開!撮影=西村康

とてもありがたい関係性だと思っています


――テレビシリーズの撮影開始から数えると足掛け4年、とのことですが、あらためてこのシリーズと、ボクちゃん役への思いをお聞かせください。

「どの作品も、それぞれ思い入れをもって作るんですけれど、街を歩いていて声を掛けていただけるのは、圧倒的に『ボクちゃん』ですし、いろいろな作品があるなかで『コンフィデンスマン観たよ』と声を掛けていただくことが多いので、非常にありがたいなと。それだけ多くの方に観ていただいているのだろうなと日常のなかで実感できる稀有な作品ですね。よく『笑わせようとするお芝居だと人は絶対笑わない』って言うけれど、僕自身、この役は演じていて、共演のみんなが面白いからつい噴き出しちゃうっていうことが度々あります。それくらい、出演していて楽しい作品です」

――長澤さん、小日向さんとのチームワークはいかがでしょう。

「長澤さんの笑いに懸ける情熱は、役者魂!という感じですごいんですよね。もう、お芝居全部に対しての情熱がすごい方です。今回はクライマックスでのダー子としての姿に、ボクちゃんとしても相当心揺さぶられるものがありました。コヒさんは、大先輩なのに、3人でいると“近所の人”みたいな感覚で接してくださる。3人でいるのがあまりに心地よいと、だんだん気を遣わなくなってくるもんですね。その心地よさが一番の作品かなと。海外ロケ滞在中も、無理して『一緒に食事に行きましょう』とか親睦会を、とか、僕らの間ではもうする必要もないほどで、とてもありがたい関係性だと思っています」

取材・文=magbug