――今回の「―プリンセス編」では、ダー子と憧れの“スタア”との関係に変化があるようですが?
「今まで描かれていたダー子と“スタア”の関わりとはちょっと違う面が出てくると言いますか…『あ、この人達も何でもかっこよくスパッとキメてくるわけではなく、こんな面があるんだ』という、泥臭い、人間らしさのようなものが感じられるシーンもありました。『こんなに器の小さなやり取りをするのか!?』っていうところが、私にとってはツボでしたね。でも最終的には、『ダー子、やっぱりカッコイイ!』という一言がでるはず」
――長澤さんは竹内さんを「大好きな先輩」とおっしゃっていました。撮影中には何か言葉を交わしましたか?
「わーうれしい。残念ながら今回は一緒に撮影する期間が短かったんですよね…。私も海外ロケに参加したかった!(笑) でも、仕上がった作品を見た時に、今回はダー子の意外な面を見れました。後輩のコックリ(関水渚)ちゃんの背中を押しながら、心のなかで変化があったのかもしれませんよね。でもそう思わせるのも彼女の策略かもしれないし…と、結局、何が真実なのかは分からないんですよね(笑)」
――コロナ禍のなか、映画館はじめエンターテインメント産業にとっては試練の時期が続きますが、携わる身として、この間どのようなことを考えられましたか?
「こういう状況で新しい視聴スタイルが次々と定着して、また劇場も再開して、エンターテインメントの選択肢が広がることはある意味贅沢なことなのかもしれないな、と思ったりもしています。私も『外に行きたいな〜』と思ったら旅行関係の作品を観たり、時にはテレビで報道番組を見たり、気分によっていろんなエンターテインメントの形を選ぶことが好きなんです。ハマると現実逃避もできますしね。特にこういう楽しい作品の世界にドボンとハマれる時間って、大事だなと思います。この作品は公開が延びたことで、楽しみにしていたお客様も、小出しにされる情報から想像が想像を呼んで頭がこんがらがっていたと思うんですよ。なので『お待たせしました!スッキリしてください!』ってやっと言えます(笑)。どうぞ今回も気持ちよく騙されて下さい!」
取材・文=magbug
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