東山紀之主演の平成「必殺」シリーズ最新作が、「必殺仕事人2015」(テレビ朝日系)として今秋放送されることが分かった。
'07年の復活以来、南町奉行所の同心・渡辺小五郎(東山)をはじめ、弱者の晴らせぬ恨みを晴らす仕事人たちの活躍を描いている同シリーズ。
昨年の「必殺仕事人2014」では、松岡昌宏、和久井映見、野際陽子らレギュラーキャストに加え、新たな仕事人・リュウこと隆生役として、Hey!Say!JUMPの知念侑李が加入した。
今作のゲストには、30年ぶりに同シリーズに出演する遠藤憲一が決定。実は、'85年の「必殺仕事人V」の最終話にゲスト出演した際は、将軍家の世継ぎとして仕事人に成敗されている。
今回演じるのは、新仕事人“瓦屋の陣八郎”。やりたい放題の遊び人で、“タガネ”を悪人の頭にたたきつけ、頭蓋骨を割って仕留めるという豪快なキャラクターだ。しかし、東山演じる小五郎は、陣八郎に不信感をあらわにし、一触即発のシーンもあるという。
今作では、夫と別れたい女性が逃げ込む“縁切り寺”で起きた惨殺事件をきっかけに、小五郎と仕事人の一味が暗躍。強引に仕事人に加わった陣八郎と共に事件の真犯人を探す。
一方、事件のあった寺では、世間から隔絶された環境を利用し、新住職(竹中直人)が悪行にふけっていた。
主演の東山は、遠藤との以前の共演に触れ「以前の共演から、兄貴のように良くしてくれていたので、今回はとても楽しみでした。遠藤さんが演じる陣八郎とは、お互い仕事人として戦い、対立もするという関係ですが、そういう関係性を持てるのが幸せだなと思います」とコメント。さらに、「遠藤さんの雰囲気は仕事人にぴったりだと思います」と太鼓判を押した。
一方遠藤は、「当時はデビューして間もなくて、右も左も分からず、どんな役で何をしたか、ほとんど覚えてないんですね(笑)」と振り返り、「また、こうやってガッツリ参加させてもらえるとは思わなかったので、不思議な気分とうれしいのとごちゃ混ぜです」と語った。
東山とのプライベートな交流にも触れ、「東山くんとはよく一緒に飲むのですが、面と向かってシリアスな演技をするのが恥ずかしいですね(笑)。撮影が進み、ようやく今は落ち着いて演技できるようになったなという感じですね」と明かす。
最後は視聴者に向け、「自分自身も久々の時代劇なので、自分のできる全精力を傾けたいと思います。現代劇ではできない、時代劇ならではのデフォルメも楽しんでいただきたいですね」とアピールした。
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