ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞

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    宮藤官九郎

    不適切にもほどがある!TBS系

    天才の発想と驚かせた宮藤官九郎が最多受賞
    撮影=阿部岳人

    天才の発想と驚かせた宮藤官九郎が最多受賞

    「これまでになかった発想」「タイムスリップを活用し、令和の問題をあぶり出した手腕が天才的」と絶賛された宮藤官九郎が通算13回目の受賞。2位に「連続テレビ小説『ブギウギ』」の足立紳と櫻井剛。「何があっても前を向いて進んでいくスズ子の姿に元気をもらえた」「人情味があり、朝見るのにぴったりなドラマだった」と愛された。3位は「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」で原作漫画を基に、LGBTQや腐女子などのセンシティブな問題を丁寧にドラマ化した藤井清美が入った。

    受賞者インタビュー

    市郎が助かろうとするのは最初から選択肢になかった

    第119回 ドラマアカデミー賞 脚本賞 受賞インタビュー
    撮影=阿部岳人
    Q 中学校の教師・市郎(阿部サダヲ)が昭和61(1986)年から令和6(2024)年にタイムスリップする「不適切にもほどがある!」(TBS系)で脚本賞を受賞しました。審査員・記者からは「これまでになかった発想で現代社会に一石を投じ、さまざまなハラスメントを直接的に描いて倫理観を問いながらも笑えるドラマに仕上げた手腕」などを評価されました。
    脚本賞はもちろん、作品賞など6部門を受賞できたのはうれしいです。ただ、僕としてはそんなに挑戦的な作品を書いたつもりはなく、これまでTBSの磯山晶P、金子文紀Dと一緒にドラマを作ってきたときと、あまり変わらない気持ちで書き始めました。だけど、台本を最初に読んだ人たちの感想は「痛快だ」「溜飲が下がった」というものが多く、第1話が放送されたときの反応もそうだったので、いつも通りにやったつもりだったけれど、いつも以上に皆さんにハマったのかなという気はしています。

第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞一覧

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