ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第118回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞

  • 1

    金子茂樹

    コタツがない家日本テレビ系

    3世代のおかしな会話劇をテンポ良く描いて受賞
    「コタツがない家」Blu-ray&DVD BOX 2024年6月5日(水)発売 発売元:バップ (C)NTV

    3世代のおかしな会話劇をテンポ良く描いて受賞

    「コタツがない家」の金子茂樹が「俺の話は長い」(2019年日本テレビ系)に続く受賞。「3世代家族のギャップを生かしたテンポのいい会話劇」「コミカルながら家族のドラマにじーんとくる場面もあり、バランスが絶妙」と作劇術を高く評価された。

    2位は「セクシー田中さん」が入った。投票理由には「女性たちがお互いを肯定していく過程を描き、男性の変化もおろそかにしない物語」「最終話で安易に恋のハッピーエンドに着地しなかった」などの声が寄せられた。3位に入ったのは「いちばんすきな花」の生方美久。その手腕が高く評価され、「独特の視点によるセリフが面白く、伏線回収も見事」「傷つきながら誠実に生きる人を描き出した」と共感を呼んだ。

    受賞者インタビュー

    これからもホームドラマや群像劇でセリフにこだわっていきたい

    第118回 ドラマアカデミー賞 脚本賞 受賞インタビュー
    撮影=石塚雅人
    Q 脚本賞受賞おめでとうございます。「日常を描くホームドラマとして完成度が高い」「ヒロインの夫、息子、父親とダメ男ばかりの会話をテンポ良くコミカルに描き、センスの良さが光った」と絶賛されました。
    ありがとうございます。ドラマの企画がスタートしてから脱稿するまで、まる1年かかり、苦労しながら書いたので、こうして賞という形で評価してもらえ、報われた気がします。この作品のことをずっと考えていた長さもありますし、毎回、万里江(小池栄子)たちの家族げんかを描かなきゃいけないので、それを考えるのが結構大変でした。離婚話など、深刻な問題になってくると、プロデューサーさんから「今回は笑いが足りない」と指摘されるなど、手こずった点が多々ありましたね。

第118回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞一覧

【PR】お知らせ