第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞

• 1位

  目黒蓮

  海のはじまりフジテレビ系

  

  突然、娘の存在を知った青年の葛藤と成長を好演

  「silent」(2022年フジテレビ系)のチームが再集結し、“親子の愛”をテーマに、人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を描いたオリジナル作品。大学時代の恋人・水季(古川琴音)の死をきっかけに娘の存在を知ることとなった主人公・夏を目黒蓮が好演。素朴で優しい雰囲気や娘役の泉谷星奈との自然なやり取りが高い評価を得て、主演男優賞を受賞した。
  
  視聴者からは「目だけで夏の気持ちが痛いほど伝わってきました。口下手ではっきり言えない夏くんだったけど、目から気持ちがあふれていました」「話が進むごとに子役の泉谷星奈ちゃんと距離が縮んでいるように見え、ドラマ中でもオフでも見せてくれた本当の親子のような姿が印象に残っています」といった声が届いた。

  作品Blu-rayをチェックする

  受賞者インタビュー

  周りの人たちによっていろんな面を引き出してもらえたことが大きかった

  

  Q 受賞の感想を一言頂けますでしょうか。また、ある日突然6才の我が子と対面する青年・月岡夏という役柄を演じていた期間、どんなことを考えていましたか。

  「海のはじまり」は僕にとって初めて企画段階から携わり、考え、俳優としても人間としても確実にステップアップできた大切な作品。終わってからもこんなふうに皆さんに思い出してもらえると、頑張った証が一つ残るようでうれしいです。撮影期間中は「自分がいざ、この主人公の立場に置かれたら何を思うだろう？どうするんだろう？」って、ずっと考えさせられてました。

  続きを読む

• 2位

  仲野太賀

  新宿野戦病院フジテレビ系

  ドラマにリズムをもたらしシリアスな演技でも魅せた

  「聖まごころ病院」に勤務する医師・高峰享役。最初は父親譲りの金もうけ主義で、港区女子とのコンパが趣味というチャラい医者だったが、ヨウコ(小池栄子)に影響を受け、医師として成長していく。重いテーマの医療ドラマでも、宮藤官九郎脚本と仲野のセンスの良い芝居によってリズミカルに。シリアスな演技とのギャップも◎。
  
  視聴者からは「リアルな演技でたくさんの笑いを届けてくれたのが印象に残っています」と演技への称賛のほか、「『虎に翼』で無念にも戦病死した優三さんが、令和のホストクラブでマイク持ってコールかけてたときは、なぜか安堵しました」と“転生”ネタに言及する声も。

• 3位

  二宮和也

  ブラックペアン シーズン2TBS系

  前作の主人公との2役を見事に演じ切った

  「ブラックペアン」(2018年)の続編でありながら、二宮が新たな役“天城雪彦”として再び主演に。天城のほか、前作の主人公・渡海征司郎としても登場した二宮。1人2役を完璧に演じ分け、高評価につながった。患者に高額な医療費を要求するなどブラックな一面を見せていた天城だが、後半、彼の真意が分かると涙に暮れる視聴者続出。
  
  視聴者からは「もともと渡海先生が大好きだったのですが、愛嬌とはかなさもある天城先生にもだんだんひかれて、最後は号泣でした」「髪色や衣装などの外見だけでなく、話し方やしぐさで見事に双子を演じ分けていたので感動しました」といった声が寄せられた。

  作品Blu-rayをチェックする

• ポストする
• シェアする