作品賞は「MIU404」 “半沢”堺&香川も戴冠! 第105回ドラマアカデミー賞結果発表
2020年4~9月に放送されたドラマを対象に開催した「第105回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」全9部門の結果を発表中。最優秀作品賞は綾野剛&星野源W主演の「MIU404」(TBS系)が受賞した。同作では、綾野・星野が警視庁“機動捜査隊”(通称:機捜)のバディに。脚本の野木亜紀子氏をはじめ「アンナチュラル」(2018年、TBS系)のスタッフがそろい、魅力的なキャラクターと先の読めない展開でドラマファンを夢中にさせた。
そんな同作は最優秀作品賞のほか、助演女優賞(麻生久美子)、脚本賞(野木亜紀子氏)、ドラマソング賞(米津玄師「感電」)を獲得している。主演男優賞では綾野が2位、星野が3位と惜しくも戴冠とはならなかったが、人気の高さを感じさせた。
その主演男優賞に輝いたのは、「半沢直樹」(TBS系)の堺雅人。前作を含めて実に5回目の受賞となった堺は、「完璧なセリフ回しで、周囲の役者が怪演してもブレなかった」と評価された。同じく「半沢直樹」からは、前作の“ラスボス”で今作では半沢との共闘も話題になった大和田暁役の香川照之が助演男優賞を受賞。さらに、福澤克雄氏・田中健太氏・松木彩氏が監督賞に選出された。
また、主演女優賞は、「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)の多部未華子。仕事はデキるのに家事が苦手な“バリキャリ女子”を演じ、読者票、記者票、審査員票の全てで得票数1位。不器用ながらもまっすぐなキャラクターが愛された。
そしてザテレビジョン特別賞は、「コロナ禍の全てのドラマスタッフへ」。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う撮影中断や、再開後も徹底した感染対策を行うなど、未曽有の事態の中でドラマを作り続ける情熱に敬意を表しての選出となった。