杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の第5回が12月4日に放送された。千代(毎田暖乃)が父・テルヲ(トータス松本)の元を去るシーンが感動を呼び、Twitterでは「#おちょやん」がトレンド1位に。繊細な表情で涙を誘ったヒロイン子役・毎田暖乃の演技に注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)
「おちょやん」は、激動の時代に女優の道に全てをささげ、“大阪のおかあさん”として人気を誇った女優・浪花千栄子をモデルに、その波瀾万丈の人生を人情味たっぷりに描く。第1週(11月30日~12月4日[金])「うちは、かわいそやない」では、学校へも行かせてもらえない千代が、逞しく家を切り盛りする様子が描かれた。
そこへテルヲが連れてきたのが、新しい愛妻・栗子(宮澤エマ)。最初から折り合いが悪い千代と栗子だったが、第5回では栗子が妊娠していることが判明。「なんで血ぃもつながってやぃん子の面倒みなあかんねんな」と開き直る栗子を見て、千代は半ばあきらめの気持ちで奉公に出ることを承諾した。
「もぉええ、ようわかった。こねな家、こっちから出てったるわ」と吐き捨てた千代。だが、そんな栗子でも弟・ヨシヲ(荒田陽向)にとっては初めての“お母さん”であることにも気づいていた。
「なんでかヨシヲはあんたのことが大好きやねん。お母ちゃんができたいうて、ホンマに喜んでんねん。せやさけ頼みます」「ヨシヲにだけは、ええお母ちゃんでいてやって…」。千代は大粒の涙をこぼしながら、大嫌いな栗子に頭を下げた。
そして、奉公先へ向かう当日。
走って追いかけてきた父・テルヲに一瞬、顔をほころばせた千代。「やっぱり行くな」の言葉を期待したのだろうか。だがそうではないと悟ると、テルヲを見据えて「うちは捨てられたんやない。うちがあんたらを捨てたんや!さいなら」と別れの言葉を投げつけた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)