アンガールズ田中「THE W」審査員の難しさを吐露「どっちもすごいに決まってる」
田中卓志(アンガールズ)が1月26日放送の「チマタの噺」(テレビ東京系)にゲスト出演。お笑いの賞レースにおける審査員という役割について、その難しさを語る場面があった。
12月に放送された「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」(日本テレビ系)で、2019年に続いて審査員の大役を務めた田中は、笑福亭鶴瓶から審査員の感想を尋ねられ、「めちゃめちゃ難しいです!」と即答。
賞レースの中でも「THE W」特有の難しさとして、田中は「異種格闘技っていうか、漫才、コント、ピン芸、全部出てくる」という点を挙げる。
同大会の審査は、1対1の対戦で面白いと思った方に票を入れる勝ち残り方式で、勝ち残った芸人は次の相手との対戦に進んでいくのが基本スタイル。
自分が票を入れていない芸人が勝ち残るケースももちろんあるが、次の対戦でもう一度評価を下さねばならず、田中はその時の胸の内を「『こっちを面白いと思ってたのに』って、もう分かんなくなるんです」と打ち明ける。
その後、2020年の大会を振り返って「Aマッソとゆりやんレトリィバァの対戦は迷いましたね」と語った田中。
この2組の対戦の様子を「Aマッソは映像と漫才がリンクする新しすぎるネタ。ゆりやんはあえて説明しない、お客さんに気付かせながら話を伝えていくみたいな。そんなのどっちもすごいに決まってるじゃないですか。これを数分で判定しなきゃいけない。無理ですよね」と説明する。
最終的には「自分が個人的に笑った」という点を重視してゆりやんに票を入れたが、田中は「Aマッソのここが良かったっていう部分を必死に(審査コメントの)数秒で言った」とも明かしていた。
「THE W」での田中の審査コメントは「的確でわかりやすい」「評価ポイントがはっきりしていて見てる側も納得できる」など、視聴者に高い評価を得ている。
今回の放送後も、ネット上には「難しい審査方法だからかなり苦労してそうだもんなあ」「審査員の時だけは田中さんが頼もしく見えます」といったメッセージが書き込まれていた。
次回の「チマタの噺」は2月2日(火)放送予定。